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更新日:2021.03.31 / 掲載日:2020.02.28
軽自動車はガソリン満タンで何リットル入る?走行距離はどのくらい?

グーネット編集チーム
節約目的で軽自動車への買い替えや購入をするとき、「満タンでどのぐらいのガソリンが入るか?」というのは、とても気になるポイントだと思います。
また、軽自動車に乗ってレジャーや旅行に行くことの多い人の場合、ガソリン満タン時の走行距離も知りたい点でしょう。
そこで今回は、軽自動車における燃料タンクの容量や行距離などについて、わかりやすく解説していきます。
軽自動車のガソリン満タンは何リットル入る?料金は?
軽自動車におけるタンク容量の平均は、30リットル前後です。そんな軽自動車の燃料タンクを満タンにした場合、ガソリン代はいくらぐらいかかるでしょうか。
ここでは、軽自動車の人気車種に1リットルあたり135円のレギュラーガソリンを入れた場合を仮定して、具体的な金額を計算しています。
【27リットルで満タンの軽自動車:スズキ アルト、マツダ キャロル など】
・27リットル×135円 → 3,645円
【30リットルで満タンの軽自動車:ダイハツ ムーヴ、トヨタ ピクシスジョイ など】
・30リットル×135円 → 4,050円
【40リットルで満タンの軽自動車:スズキ ジムニー】
・40リットル×135円 → 5,400円
このように容量タンク別にガソリン代の計算をしてみると、同じ軽自動車でも金額にかなりの開きがでることがわかります。
軽自動車でガソリン満タンにすると走行距離(航続可能距離)はどのくらい?

グーネット編集チーム
軽自動車に乗って遠出をすることが多い場合、ガソリン満タンで走行できる航続可能距離も気になることだと思います。
航続可能距離とは、平均燃費とガソリンの残量から算出する距離のことを指します。
比較的新しい車種の場合、搭載コンピュータが計算してメーターパネルに表示してくれるのが一般的です。そのため、同じ軽自動車であっても車種や走行環境、乗車人数といったさまざまな条件により、航続可能距離は変わってきます。
ちなみに2WD車のJC08モード燃費で計算した場合、スズキのアルトやスペーシア、日産デイズなどの車種は、満タンで800km前後まで走行可能となります。これに対してホンダのN-BOXの場合は、2WDのモデルが720km以上であるのに対して、ターボ車や4WDになるとおよそ100km近く走行距離が落ちてしまうようです。
ですから、軽自動車に乗ってガソリンスタンドの少ない高速道路や過疎地域などを走ることが多い場合は、購入前に航続可能距離をディーラーの担当者に確認しても良いでしょう。
小型化が進む軽自動車の燃料タンク
軽自動車のロングドライブに欠かせない燃料タンクにおいても、近年では以下のような理由で小型化が進み始めています。
・燃料タンクの配置スペースに関する理由
・燃費などのメーカー間競争に関わる理由
まず、近年の車中泊ブームなどによって各メーカーでは、軽自動車に快適な空間やシートアレンジといった付加価値をつけるようになりました。こうした流れの中で、後部座席のスライドに大きく関わる燃料タンクは、薄型化や小型化される動きが生まれています。
この他に、長年続く軽自動車の燃費競争なども、ガソリンタンクを小型化させる大きな要因です。自動車の燃費を向上させるには、なるべく余計な荷物を積まないことも大事なポイントとなります。そしてこうした考え方は、平均で30リットルもの燃料を入れるガソリンタンクにも言えます。
ちなみに国が目標値として設定した燃費基準をクリアすると、自動車取得税と自動車重量税が安くなるエコカー減税の対象車種となり、節税目的の人から注目されやすくなります。
ですから、各メーカーでは、燃費ランキングの上位表示や、エコカー減税の対象となることを目的に燃料タンクの小型化を検討し始めているのです。
まとめ
軽自動車の燃料タンク容量は、30リットルが平均です。1リットル135円の時期にこのタンクにガソリンを満タンで入れると、軽自動車のガソリン代は4,050円になります。
ガソリン満タンで走行できる距離は、車種や走行環境、乗車人数といったさまざまな条件で変わってきます。ですが、スズキやホンダ、日産などの人気車種の場合、600~800kmほどの航続可能となるようです。
車中泊ブームやエコカー減税などの影響により、近年の自動車業界では燃料タンクの小型化が進んでいます。
ですから、高速道路の走行や遠出をする機会の多い人は、必ず燃料タンクの大きさや満タンでどのぐらい走れるかということを販売店に確認した上で、軽自動車選びをするようにしてください。