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更新日:2020.03.09 / 掲載日:2020.03.09

車の電圧が安定しない!バッテリーだけでなくオルタネーターの故障も原因かも!?

車の電圧が安定しない!バッテリーだけでなくオルタネーターの故障も原因かも!?

グーネット編集チーム

車の故障で最も多い原因の1つがバッテリーの不具合ですが、車のバッテリーの役割は単にエンジンを始動させることだけではありません。
最近では、いくつもの電子制御デバイスが車に搭載されており、正常な電気が供給されなければ、走行にも支障をきたす可能性があります。

ここでは、車の電圧が安定しない理由について詳しく解説します。

車の電圧が安定しないとどんなことが起こるのか

車の電圧が安定しないとどんなことが起こるのか

グーネット編集チーム

自動車用バッテリーの電圧というのは、気温20℃の満充電状態で12.72Vになるように設計されています。
バッテリーは走行中も常に充電されるので、電圧はある程度上下しますが、一定以上の電圧を保てないと様々な不具合が発生します。

バッテリーの電圧が低下して起こる不具合

車のバッテリーの電圧が低下して起こる最大の不具合は、エンジンが始動できなくなることです。セルモーターをきちんと回すだけの電圧が足りていない場合、エンジンがかかりにくくなり、最悪の場合は始動不可になります。
他にも、バッテリーの電圧が低下する事によって、ヘッドライトが暗くなったりクラクションの音が弱くなったりする不具合も起きやすくなります。

バッテリーの電圧の測り方

バッテリーの電圧の測り方はいくつかありますが、テスターを直接バッテリーに接続するのが最も正確に電圧を計測できるやり方です。
ただし、充電直後はバッテリーの電圧が実際よりも上昇してしまうため、充電終了時、もしくはエンジンの停止時から30分程度時間をおいてから計測するようにしましょう。

他にも、OBD2コネクターに接続する電圧計やシガーソケットに差し込んで電圧を表示してくれるカーグッズも販売されています。これらのアイテムを使えば、ボンネットを開けてバッテリーにアクセスせずとも電圧を計測することができます。
正確性ではテスターをバッテリーに直接接続する方法には劣りますが、バッテリーへのアクセスが困難な車種の場合には、非常に便利なアイテムといえます。

車の電圧が安定しない原因はバッテリー故障?

車の電圧が安定しない原因で多いのはバッテリーの劣化や不具合です。バッテリーの平均寿命は2?3年と言われており、高温などの過酷な条件下で使用された場合、さらに劣化による不具合が起きやすくなります。

バッテリーの交換目安

エンジンを始動させる時にセルモーターの回転が遅くなった、ヘッドライトなどの灯火類が暗い、パワーウインドウの開閉スピードが遅くなったなどの症状が出た場合は、バッテリー交換の目安となります。
最近のバッテリーには、充電状況やバッテリー液の残量などを示すインジケーターが装着された製品も増えているため、それらの情報を参考にするのもおすすめです。

バッテリーの交換費用

バッテリーの交換は、車の整備の中でも比較的難易度が低いため、一般的な車種で、最低限の知識があれば、バッテリー本体だけを購入して自分で交換することも可能です。
また、カーショップなどでバッテリーの交換を依頼する場合の工賃も安めに設定されていることがほとんどです。

バッテリーを長持ちさせる方法

バッテリーを長持ちさせるためには、短距離だけの走行ではなく定期的に長距離を走らせたり、アイドリングが長時間続いてしまわないように心がける必要があります。

また、バッテリーにとって最も致命的なのはライトの消し忘れなどでバッテリーが上がってしまうことです。バッテリーは一度でも上がってしまうと、充電しても以前と同じ同じ量の充電ができなくなるため、電圧を適正に保つことが重要なのです。

バッテリーだけでなく、オルタネーターも車の電圧が安定しない原因になる

車の電圧が安定しないのは、バッテリー本体以外にオルタネーターの不具合の可能性もあります。オルタネーターが不具合だと、車全体に電力が行き渡らなくなってしまいます。

オルタネーターの交換目安

オルタネーターが故障すると、正常にバッテリーが充電されなくなり、電圧も不安定になります。エアコンやオーディオの動作がおかしくなることや、エンジンの吹き上りに異常を感じた時は、オルタネーターの不具合の可能性があります。

オルタネーターの交換費用

オルタネーターに不具合が出た場合、通常はオルタネーターの交換が必要になります。

新品のオルタネーターの価格は5万円~10万円程度であり、これに車種ごとの工賃が加わります。
交換費用を節約するためには、新品部品ではなく、リビルト品を利用することがおすすめです。リビルト品とは、中古の部品を分解して、摩耗している部品や壊れている部品を交換したもので、一般的に修理用部品として使用されています。

まとめ

車のエンジンを始動させ、車内の快適装備や電装品を使用するためには、バッテリーからの電気はなくてはならないものです。
バッテリーは通常2?3年持つと言われていますが、過酷な使用環境ではより早く劣化が進むこともあります。

また、発電機であるオルタネーターの故障によっても電圧低下は引き起こされます。
バッテリーの電圧には定期的に気を配るようにし、電圧の変化に気づいたら、早めの点検をするように心がけましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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