ドライブ
更新日:2020.06.09 / 掲載日:2020.06.09
運転中に音楽を聴くのは危険?メリット・デメリットを知って安全にドライブを楽しもう!
グーネット編集チーム
運転中に自分の好きな音楽を聴くと、ドライブがより楽しくなるものです。音楽には脳を活性化させたり、リラックスさせる効果があるため、運転中に聴くことで安全性を高めることにもつながります。
ただし、音楽のジャンルによっては運転に悪影響を及ぼす可能性もあるので、音楽を選ぶ際には注意が必要です。
今回はそういった、運転中に音楽を聴くメリット・デメリットについて紹介します。
運転中に音楽を聴くメリット
運転中に音楽を聴くメリットは、主に以下の3つです。
音楽が脳を活性化させる
自分の好きな音楽を聴くことによって、脳を活性化させることができます。例えば、認知症患者が音楽を聴くことによって、長期記憶を思い出したり、集中力が改善されたという研究結果が出ています。
運転中に脳が活性化されれば、信号や運転操作への集中力が上がることはもちろん、とっさの判断に対する精度も高めてくれるため、ドライブ中に音楽を聴くのは安全運転にもつながるといえるでしょう。
音楽で前向きな気分になれる
音楽には感情誘導効果があります。さらに、短時間で感情を動かすことができる特徴があるため、好きな音楽を聴くことで瞬時に気持ちを前向きにする効果も期待できるのです。
また、音楽には、その場の雰囲気を変える効果があるともいわれています。いつもと同じ空間であっても、音楽があることで聴覚から刺激が伝わり、普段とは違った雰囲気を味わうことが可能です。ですから、気持ちが落ち込んでいるようなときは、気分を変えるためにもアップテンポの曲を選択してみると良いかもしれません。
音楽でリラックスできる
リラックスに適した音楽を聴くと副交感神経が優位になり、気持ちの落ち込みや不安を軽減する効果が期待できます。
なかでも、特にリラックス効果が高いといわれているのが「三拍子」の音楽です。三拍子は心臓のリズムと同じであることから、リラックス状態になりやすいと考えられています。さらに、三拍子の音楽はテンポを速めると軽快さがプラスされるため、ドライブを気持ち良く楽しむことができるでしょう。
運転中に音楽を聴くデメリット
グーネット編集チーム
運転中に音楽を聴くことにはさまざまなメリットがありますが、音楽のジャンルによってはデメリットになる可能性もあるので注意が必要です。
音楽に集中してしまう
選ぶ音楽によっては運転よりも音楽に集中してしまい、危険性が高くなることが考えられます。
例えば、アップテンポやミドルテンポで展開されるポップスなどは、気持ちが高揚しやすい性質の音楽です。楽しみながら運転できる反面、つい曲に集中して歌詞をつい口ずさんでしまうなど注意力が散漫になりやすい傾向があります。
リラックス効果が高いといわれるクラシックも、テンポのアップダウンが激しい曲は運転中に向きません。
また、リズムやスタイルなどが多く、飽きにくいといわれているジャズも、アドリブが強すぎたりリズムが複雑だったりすると、集中力が続かなくなってしまうことがあります。
音楽の内容によっては運転が乱暴になる場合も
ロックなどの激しい曲調の音楽はモチベーションが上がりやすいため、単調な道が続くときや長時間のドライブに向いているといわれています。
しかし、こういった音楽は気分が高揚し過ぎてしまい、運転が乱暴になる可能性も高いです。また、集中力が妨げられ、運転に支障をきたす恐れもあるので注意しましょう。
まとめ
運転中に音楽を聴くことはリラックス効果をはじめ、脳を活性化して集中力をアップさせたり、気分を前向きにしたりするなど、さまざまな効果が期待できます。音楽のジャンルでは、クラシックはリラックス効果が高いと言われいるので、運転用にクラシックの曲を用意しておくのも良いでしょう。
ただし、音楽によっては集中力が散漫になったり、運転が乱暴になったりするため聴く音楽を選ぶ際には注意が必要です。ドライブを安全に楽しむためにも、音楽がもたらす影響について確認したうえで、そのときの気分に適した音楽を選ぶようにしましょう。