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更新日:2020.06.29 / 掲載日:2020.06.29

初心者が運転で注意するポイントは?事故が起きやすい夜間走行も注意しよう

初心者が運転で注意するポイントは?事故が起きやすい夜間走行も注意しよう

グーネット編集チーム

車の運転の初心者の方で事故が起きやすいのは、免許を取った直後ではなく、運転に少し慣れた頃といわれています。
歩行者や車に対しての目視を向けることを怠る、標識の指示を守っていないといったミスのほか、夜間走行の危険性を把握していないことも事故の原因になります。

今回は、運転に慣れてきた初心者が注意すべきポイントと、夜間走行における安全運転のコツについて解説していきます。

運転に慣れた初心者が注意すべきポイント

運転に慣れた頃に事故を起こしやすい場所と、注意するポイントを紹介します。

1.一時停止は必ず守る

一時停止の表示がある交差点や横断歩道前は、特に注意が必要です。交差点での出会い頭の事故や、右折時の直進車との接触事故は、初心者が起こしやすいといわれています。一時停止の標識を守るだけでなく、歩行者や車をしっかり目視してから走行しましょう。

2.速度を上げすぎない

初心者は空いている高速道路を走行後、速度を落とさないまま一般道を運転することが多いです。速度を落とさないと一般道で事故を起こすリスクが高まるので、こまめにスピードメーターで速度を確認しましょう。

3.右左折のタイミングは余裕を持つ

運転に慣れていない初心者は、右左折が怖いと思うものです。しかし運転に慣れてくると、「対向車がまだ遠くにいる」「もうすぐ赤信号になりそう」といった場面で無理な右左折をすることがあります。対向車が見えたら右折をしない、信号が赤になりそうなときは右左折を見送るなど、余裕を持って判断することが重要です。

4.車線変更は目視とウインカーが重要

初心者が苦手とする車線変更ですが、初心者はルームミラーとサイドミラーだけで確認することが多いため、後続車の存在に気付けないことがあります。後方確認はミラーだけでなく、安全を確保できるタイミングで振り返って目視することも大切です。

車線変更をする際はウインカーを早めに出し、周囲のドライバーに知らせる必要があります。車線変更の直前でウインカーを出すと、車線変更中の事故が起きやすくなります。そのため車線変更をする際は、3秒以上前からウインカーを出すことを心がけましょう。

夜間に事故が起こりやすい理由と安全運転のコツ

夜間に事故が起こりやすい理由と安全運転のコツ

グーネット編集チーム

日中とは違い、夜間の運転は事故のリスクが高くなります。そこで、初心者が知っておくべき夜間走行の注意点と、安全運転のコツを見ていきましょう。

夜間に事故が起きやすい理由

夜間走行で事故が多い理由は、以下のとおりです。

・危険を見落としやすい
周囲が暗い夜間は、歩行者や障害物を見落としたり、発見が遅くなったりしやすいです。衝突する寸前で気付き、ブレーキを踏んでも間に合わずに事故を起こすことがあります。

・スピードが遅く感じる
夜間は、日中よりも交通量が減るうえに走行時のスピードを遅く感じることで、思ったよりスピードが出ます。スピードが速いほど事故の衝撃が大きくなり、死亡事故につながりやすくなります。また周囲が暗いと歩行者を見つけにくく、飛び出しなどに反応しにくくなるので注意が必要です。

・注意力が散漫になる
仕事帰りや深夜に運転すると、疲れや眠気からドライバーの注意力が散漫になります。注意力が散漫になる漫然運転は、死亡事故の原因の上位です。

・歩行者がいないと思い込む
深夜に運転する際、「こんな遅い時間に人はいないだろう」という思い込みは大変危険です。目視や安全確認を怠ると、事故のリスクが高くなります。歩行者や自転車に乗っている人がいるかもしれない、と意識して運転しましょう。

・右折でヘッドライトしか見えなくなる
交差点で右折する際、自分の車と対向車のヘッドライトが反射し、横断歩道にいる歩行者が見えなくなる「グレア現象」が起こることがあります。歩行者は自分にヘッドライトがあたっているため、「ドライバーには自分の姿が見えている」と思います。この認識の違いが事故につながるのです。グレア現象は特に雨の日に起こりやすく、センターラインや道路標識が見えにくくなるので注意しましょう。

夜に安全運転をするコツ

夜間走行のリスクを減らす安全運転のコツは、以下のとおりです。

・ハイビームとロービームの使い分けをする
夜間走行では、ハイビームとロービームを使い分けることで事故を防止できます。

ハイビームは前方100mを照らすことができるため、夜間走行では基本的にハイビームを使いましょう。ロービームの範囲は前方40mなので、歩行者や障害物を見落とす可能性があるからです。

ただし、歩行者にとっては眩しく感じることや、先行車のバックミラーにライトがあたることで迷惑行為になりかねません。ハイビームは車や歩行者が少ない道路で使い、先行車がいるときはロービームに切り替えましょう。

・右左折は無理しない
夜間は周囲が見えにくいうえに視野も狭くなるので、歩行者や障害物を見落としやすくなります。無理な右左折をすると、巻き込み事故や対向車との衝突の原因になりかねません。周囲をしっかり目視し、ハンドル操作は慎重に行いましょう。

・速度を出し過ぎない
前述のとおり、夜間は速度が遅く感じるため、スピードが出やすくなります。常にスピードメーターを確認しながら制限速度を守ると、急ブレーキにも対応できるでしょう。

・車間距離を十分取る
夜間は前方が見えにくいため、先行車の急ブレーキに反応できないことがあります。車間距離を日中よりも長く取ることで、事故のリスクを軽減できるはずです。

・歩行者がいると想定して確認する
歩行者がいないと思い込まず、歩行者がいると意識することが大切です。右左折をする際は、歩行者がいると想定して目視する習慣を身に付けましょう。

まとめ

初心者は、運転に慣れた頃に事故を起こしやすくなります。したがって、一時停止や右折のタイミング、車間距離の目視など、事故が起きやすいポイントを把握しておくべきです。

また、夜間走行は歩行者を発見しにくいうえに、ヘッドライトの反射やスピード感覚の違いなどによって、日中よりも危険度が高くなります。歩行者はいないという思い込みは事故を招くので、歩行者がいるかもしれないという意識を持って運転することが大切です。

これらに注意すれば、事故のリスクを大幅に減らせるでしょう。

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グーネットマガジン編集部

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