ローカライズ
更新日:2019.11.13 / 掲載日:2019.11.13
冬到来!クルマの静電気対策!

グーネット編集チーム
毎年寒い季節になると気になるのが「静電気」。クルマに乗り降りするたびに『ビリッ!』と静電気に悩まされる方も多いのでは?
そんな静電気の基本知識をおさらいし、対策法をあみ出していきましょう!
「静電気」の基本知識をおさらいしましょう!

グーネット編集チーム
静電気は、体と衣服がこすれる等した時にエネルギーが体の表面に蓄積されることで発生します。クルマの乗り降りの際等に『ビリッ!』とくるあの瞬間は、蓄積されたその電気が放電され、人間の体とクルマの間で通電してしまった時に起こります。
クルマの繊維部品の多くは化学繊維でできているため、また冬場は人間も厚着になるため、摩擦からの静電気が増えます。つまり冬はクルマも人間も電気が溜まりやすい季節なのです。
クルマでの静電気は、実はこんなにも危険!
「静電気」といえど、立派な電気です。引火しやすいものと反応してしまうと、最悪、火事を引き起こしてしまうことも…。そのため、ガソリンの給油時など、引火しやすい危険物を扱う時には細心の注意が必要です。
最近多いガソリンのセルフスタンドではそういった危険を防止するため、給油機に静電気防止シートが備えられているので、事前にしっかり触ってから給油しましょう。
クルマに乗ると体に静電気が溜まる理由
そもそもなぜ、クルマに乗ると体に静電気が溜まるのでしょうか?理由は、クルマを走らせると走行中の振動でシートと洋服が触れて摩擦し静電気が発生するからです。
発生した静電気は、体内に溜まります。溜まった静電気はクルマを降りた時、ドアノブに触れると静電気が一気に放電をするので、あの「ビリッ」が来るのです。
後述する、ドアノブに触れる前に放電させることが静電気から身を守る対策法です。
静電気を防ぐには、電気を逃がすことが大事!

グーネット編集チーム
静電気が溜まったもの同士が触れ合って通電するのを防ぐためには・・・電気を逃がしてあげることが重要です。つまり、溜まった電気を放電してあげればあの『ビリッ!』という感覚は無くなります。
そこで、一番確実なのがこの写真のような電気を吸収してくれる鍵(鉄の部分)やアース棒を持ち歩くことです。クルマに触る前に必ず、鍵やアース棒でボディに触ってあげることで、静電気を吸収してくれます。
クルマならではの静電気の対策法
クルマに乗る時の静電気対策
クルマに乗る際は、ドアに触る前に、
1.地面に触れる
2.キーでドアに触れる
3.手を濡らす
などの方法で、身体に溜まった電気を放電させてからドアノブに触りましょう。
クルマを降りる時の静電気対策
ドアを開け、シートから腰を上げて離れる前に、車体の金属部分に手を触れた状態で降りることが大事です。
この時のポイントとしては、車を降りる際に、両足を地面に着けるまで金属部分に手を触れた状態にしておき、両足が地面に着いたら手を離すことです。
クルマの振動による摩擦で溜まってしまう静電気をやわらげるには
クルマの走行中の振動により、シートと洋服が触れて摩擦することでの「クルマならではの静電気」をやわらげる方法があります。
それは、クルマのシートを変えることです。クルマのシートを革調シートや本革シートにすることで、ファブリック(布地)シートよりも静電気の発生を抑えることができます。
できるだけ静電気を防ぎたいというのであれば、クルマのシートを交換するのも良いかもしれません(もちろん、革調シートや本革シートでも静電気が完全にゼロになるわけではありません)。
静電気が多い体質の方にはもうひと工夫
ハンカチを使う

グーネット編集チーム
上記の方法が最も確実な対策法ですが、その他にも、ハンカチでクルマのドアに触れることで、静電気を除去することができます。クルマのドアに触れる際に、折りたたんだ綿のハンカチを使いながらドアに触れるようにします。
ポイントとしては、使うハンカチは「綿素材」であることです。綿は導電性がほどよくあり、静電気除去パッドと同じく、静電気を除去する効果を得ることができます。
服を選ぶ時にも素材に注目
ハンカチの例で「綿」の素材をおすすめしましたが、これは着用する洋服の素材にも言えることです。綿のほか、レーヨンや麻などは電気を通しにくい素材と言われているので、それらの服を選んで着ると静電気には効果的です。
逆に注意したいのはウールやアクリル、ポリエステルやナイロンなどの素材。冬に着る人も多いフリースジャケットはポリエステルでできているので、フリースジャケットを着用してクルマに乗る場合は注意しましょう。
静電気対策のカーグッズはたくさん!
本当に静電気にお悩みなら、カー用品店に行ってみるのがおすすめです。本当に驚くほどたくさんの静電気グッズが販売されているはずです。
クルマ側に放電用のアンテナ等を付けてあげるのも良いでしょう。クルマに溜まった電気は、地面もしくは空気中に逃がすことが大事です。アンテナタイプのものなら、ラジオアンテナのように見えるので、エクステリアを損なわずに装着可能です。
また、「静電気除去スプレー」もおすすめ!シートや天井といった繊維素材を使った部分に静電気除去スプレーを施すと、乗り降りの際に摩擦で発生する静電気を一定期間防いでくれます。
善は急げ!寒い季節の前にはまずは足を運んでみましょう!