アウトドア・キャンプ・車中泊
更新日:2024.06.07 / 掲載日:2024.06.02
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #14 【日産 グロリア】
今回、4月に富士山の麓のキャンプ場「ふもとっぱら」にて開催されたキャンプフェス「GO OUT JAMBOREE 2024」にお邪魔して、おしゃれキャンパーたちの愛車をスナップ! シーズン幕開け早々に集ったアウトドア好きたちの愛車を拝見した。
【日産 グロリア】時代を遡って乗り継いだ、一途な愛車遍歴に脱帽
ふもとっぱらで異彩を放っていたのがこちらの日産グロリア(昭和45年式)。特徴的な縦型4 灯式のヘッドランプにより「タテ目のグロリア(略称:タテグロ)」とも通称される、3代目グロリアの後期型だ。
いまやクラシックカーとなった3代目グロリアだが、乗り始めてもう15年になるというから驚きだ。実はオーナーの@kurumasabisabiさん、以前は平成のグロリアに乗っていたそうで、時代を遡る形でグロリアを乗り継いでいるというから面白い。なんでも、何に乗り換えようか悩んでいたところ、周囲から「グロリアが似合っている」と強く勧められたことが後押しになり、再びグロリアを検討するようになったそうだ。すると、この3代目の見た目にほとんど一目惚れする形で購入を決断。以来、15年も乗っているという一途なクルマ愛には脱帽だ。
しかし気になるのは故障や劣化。やはり古い車なだけに「パーツはもう全然残ってないのでカスタムで対応しながら上手く付き合っていくしかないですね。大変といえば大変ですけど古い車ではあるあるですよ」と、笑顔で話すkurumasabisabiさん。特に、内装にはこだわっており、天井やシート、ダッシュボードは家庭用のミシンで自作したというから驚きだ。
また、ライフスタイルの変化によってクルマのスタイルにも変化があったようで「元々はエアサスを付けてローダウンしていたのですが、キャンプをするようになってからはノーマルで乗るようになりました。下が当たってしまうということもあるんですが、なんか純粋にノーマルの見た目がよく見えてくるようになったんです」と、生活と密に関わるクルマもまた価値観やファッションのように変化するものなのだと気付かせてくれた。
写真と文/榎本剛