トヨタ アクア「コスパはトップクラス」の実態とは？ 燃費性能まとめ

　多くのクルマユーザーを悩ませるのが、燃費問題。「ミネラルウォーターよりガソリンが安い」と謳われた時期もありましたが、現代では省燃費性がクルマ選びを大きく左右するキーワードの一つと言えるでしょう。

　そこで燃費の良さを条件にクルマ選びをした時に、トヨタ・アクアを薦められた経験はないでしょうか。

　クルマに詳しい人からは「アクアは燃費が良い」と聞くけど、実際の燃費性能はどれくらいなのか分からない……という方も少なくないでしょう。そこで今回は、カタログ燃費や実燃費について、現行型と先代以前のモデルを調べてみました。

現行型アクアのカタログ燃費とは

　はじめに、現行型アクアのカタログ燃費を見ていきます。

　ちなみにカタログ燃費とは、車両カタログに記載されている燃料消費率の数値のこと。2023年1月現在、主要諸元表内の燃料消費率の項目を見ると「WLTCモード」「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」といった項目に分かれ、それぞれで数値が載っていますが、「WLTCモード」の数値が基準となります。

　GR SPORTは加速性能などを向上させたモデル。それを除くとZが最上位グレードで、最下段のBが最も価格の安いベースグレードです。

　上の表を参照すると、現行型アクアの2WD車は平均33.3km/L、4WD車は平均30.0km/Lという数値に。首都高を利用しての東京～横浜間の距離が約33kmといえば大体の距離感が伝わるでしょうか。

　ちなみにアクア以外の現行車でカタログ燃費が30km/Lを超えている同等サイズのコンパクトカーは、ヤリスしかありません。このことからもアクアの燃費面での強さがうかがえます。

現行型アクアの実燃費はカタログ燃費の-5km/Lが目安

　では、現行型アクアの実燃費はどれくらいなのでしょうか。調査してみたところ、以下のような数値が出ました。

　2WD車は平均28.0km/L、4WD車は平均25.2km/Lという結果に。カタログ燃費との差はどちらも約5km/Lとなりました。WLTCモードでの測定により、産出される燃費の数値はより実際の走行に近くなっていますが、それでも多少の差は生じてしまいます。そんな中でも2WD車・4WD車ともに25.0km/h以上という結果は極めて高いものと言えるでしょう。

先代モデルのカタログ燃費と実燃費は？

　続いて、先代型アクアのカタログ燃費と実燃費も見てみましょう。先代型は2WDのみの設定で、カタログ燃費はWLTCモードで算出されている2020年式のものです。

　こちらはカタログ燃費と実燃費の差が4.8km/Lとなりました。また、実燃費で比較してみると先代型から現行型で4.9km/Lアップしており、燃費性能の向上がうかがえます。

40km/Lオーバーも夢じゃない！？ エコ運転のコツ

　上述の結果から、アクアは23～28km/Lという燃費率を期待できることがわかりました。この数値も十分に高効率と言えるのですが、SNSでアクアユーザーのツイートを見てみると、驚きの数値を達成している方がいました。

　なんと驚異の40km/L超え！ 車両の個体差やメンテナンスの度合いなども考えられますが、燃費に配慮した運転を心掛けることでカタログ燃費以上の数値を達成することも夢ではないようです。

　では、どういった点に気を付ければ省燃費に繋がるのでしょうか？

　運転前に気を付けることとしては、置きっぱなしの荷物をなるべく少なくすること。車両重量が重くなるほど燃費が悪くなるので、車内の荷物を最小限にしておくことが第一段階です。また、タイヤの空気圧を定期的に点検し、極端な低下を防ぐことも大切と言われています。

　次に運転時の注意としては、急発進や急加速をしないこと、一定の速度をなるべく維持すること、エアコンの使い過ぎをしないことなどが挙げられます。特に急発進や急加速は事故防止の観点からも、なるべく行わないよう心がけることが大切です。

最新情報をチェックしてアクアをお得に購入しよう！

　もし現在、アクアの購入を検討されているということであれば、現行型の新車だけでなく、中古車も候補に入れるのがオススメ。

　前オーナーの乗り方によって一台一台に個体差が生じる中古車ですが、上手く探せば低予算で長く乗り続けられる愛車をゲットすることもできます。グーネットでは2023年１月現在、8,000台以上のアクアの中古車が登録されており、購入条件を満たす車両が見つけやすくなっています。

　また、グーネットマガジンでは中古車の最新情報も随時発信していますので、ぜひチェックしてみてください。

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