車とお金
更新日:2019.07.31 / 掲載日:2019.07.26
トレーラー免許(けん引免許)の取得を完全ガイド!取得にかかる費用や条件とは

グーネット編集チーム
高速道路などでよく見かける大型トレーラーですが、大型のトレーラーに乗るには、トレーラー免許(けん引免許)が必要になってきます。実際にトレーラー免許(けん引免許)を取得するためには、どれぐらいの費用がかかり、どのような条件を満たしている必要があるのでしょうか?
今回は、トレーラー免許(けん引免許)の説明をしながら、実際に取得までにかかる費用や条件、取得までの流れについて説明していきます。
トレーラー免許(けん引免許)とは
まずトレーラー免許(けん引免許)についてですが、クルマの重量が750kgを超える車両を運転するために取得する免許になります。対象車両の例としては、貨物トレーラーやタンクローリーなどがトレーラー免許(けん引免許)がそれにあたります。
また、けん引免許には3種類あり「けん引免許」と「けん引二種免許」、「けん引小型トレーラー限定免許」に分かれます。「けん引免許」は、貨物トレーラーなどで車体を連結させて移動させる車両を使う際に必要な免許です。「けん引二種免許」とは、旅客運送として使用するけん引車両を運転する際に必須となる免許になります。最後に、「けん引小型トレーラー限定免許」で750kg~2,000kg未満限定でけん引できる免許です。
トレーラー免許(けん引免許)にかかる費用
トレーラー免許(けん引免許)にかかってくる費用ですが、パターンによって費用が変わってきます。教習所に通って免許取得を目指す場合、約12~15万円ぐらいの費用がかかるでしょう。中には一発試験というものがあり、受験料・試験車使用料・免許証交付料を合わせると1回6,550円で受けることができます。
拘束時間が短いので、運転に自信がある方は一発免許を選ぶとコストがかからないのでおすすめです。ただし練習するには教習に通うしかなく、何度も試験の受けなおしをしていると結局コストが加算されてしまうこともあるので、自信のない人は教習所または合宿を選ぶと良いでしょう。
トレーラー免許(けん引免許)を取得する条件
ここではトレーラー免許(けん引免許)取得の際に、必ず必要な条件を紹介していきます。
免許を取得しておく
トレーラー免許(けん引免許)を取得していくためにはまず他の免許を取得しておく必要があります。取得しておくべき免許は、普通自動車免許、中型自動車免許、大型自動車免許、大型特殊自動車免許などの免許をどれか一つ取っておきましょう。
身体調査
普通免許の取得と同様ですが、視力が両方とも0.8以上、片目が0.5以上必要です(コンタクトやメガネの使用はOK)。深視力検査をした際の誤差が2cm以下であること、信号機の色の変化に気づく、聴力が10メートル離れた距離で90dbの音を聞くことができる、などがあります。そして何より身体障碍がなく、運転に支障がないことが何より重要な条件となってきます。
トレーラー免許(けん引免許)を取得までの流れ
トレーラー免許(けん引免許)を取得するまでの流れとして、まず自分が通いたい自動車教習所に入学しましょう。そこで適性検査や運転適性検査を受けながら、技能教習を合計で12時間受けていきます。技能教習が終わると、いよいよ卒業検定です。
そして運転免許証での適性検査を乗り越えたら、晴れてトレーラー免許(けん引免許)となります。また一発試験の場合、技能卒業検定を受けて、適性検査を受けた後に、そのままトレーラー免許(けん引免許)の交付となります。
まとめ

グーネット編集チーム
トレーラー免許(けん引免許)を取ることで、仕事もそうですが、プライベートでも乗ることができるクルマが増えていくことでしょう。アウトドア用のキャンピングカーもトレーラー免許(けん引免許)が必要な場合があるので、持っておくと周りから注目される存在になります。
また免許取得には、時間がかかってしまうかもです。自分に見合ったやり方で免許取得を目指していくとよいでしょう。