車とお金
更新日:2019.11.28 / 掲載日:2019.11.28
キャンピングカーに住む方法!生活のコツと住所・税金について

グーネット編集チーム
キャンピングカーに住んで生活することについて、冒険心やお洒落さなどを感じて、実際にやってみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際に、キャンピングカーで生活をするためには、衣・食・住を安定させる方法や税金に関して理解しておかなければなりません。
そこで今回は、キャンピングカーに住む方法や、住所や税金はどのように対処すれば良いのかを詳しく解説します。
キャンピングカーで生活するコツ

グーネット編集チーム
キャンピングカーで生活するためには、衣・食・住といった生活の基礎をキャンピングカーで整えなければなりません。
衣類について
まずは、衣服を収納する場所を決める必要があります。毎日同じ服を着るのは不衛生であり、洗濯をすることも考慮して一定量の衣服は必要です。
一般的なキャンピングカーはものを収納する場所はほとんどないため、床や椅子の上に置くことになることが多いようです。
食事について
キャンピングカーでの食事に関しては、一般的なキャンピングカーに備え付けられているキッチンで料理をすることは可能ですが、料理をすると食べ物のニオイがキャンピングカー内部に染み付いてしまうことがあります。
また、キッチンを屋外に設置する場合は車内にニオイがつきにくいですが、天気に左右される点に注意が必要です。
もちろん、キャンピングカーで料理をせずに、全て外食で済ませることも可能ですが、あまり経済的ではありません。
住環境の衛生面の確認
キャンピングカーで生活する場合は衛生面に着目しなければなりません。
通常、キャンピングカーにお風呂はついていませんが、キャンピングカーのサイズによっては温水シャワーは追加で設置することが可能なものもあります。
キャンピングカーでの生活では、通常の生活に比べて気軽に水道を使用できるわけではないので、確保できる時に可能な限り水を汲んで溜めておく必要があります。
キャンピングカーで住むと住所はどうなる?
日本では、キャンピングカーで住民票を取得することはできません。
友人や親戚、知人がいれば同居人という扱い、もしくは格安のアパートを借りて住民票を登録し、その上でキャンピングカーの車庫証明も取得する必要があります。
ただ、郵便や宅配便はそれぞれの運送会社の営業所やコンビニで受け取ることが可能です。
キャンピングカーで住む場合の税金
キャンピングカーは一般の住居を購入した場合とは異なり、固定資産税がかからないといったメリットが挙げられます。
キャンピングカーの車両に関する税金について
また、キャンピングカーは8ナンバーと呼ばれる消防車や警察車両と同様の特殊車両として扱われることが特徴です。
そのため自動車税は、同様の排気量である普通自動車と比較して安いです。
なお、2019年10月に消費税が10%になりその際に、自動車取得税は廃止され環境性能割が導入されました。車の環境性能によって税率が変動する仕組みです。
キャンピングカーに住む場合の住民税について
住民税については、現在の状況で算出されるわけではなく勤務している会社から住所のある市区町村へ年末調整の内容が送信され、市区町村が住民税を算出しています。
算出した内容は翌年の5月に会社へ送られて6月以降の給料から合計12回に分けて差し引きされる仕組みです。12回の支払いの途中で退職した場合は、残りの税金は自分で納めなければなりません。
つまり、住民税は前年度の所得を元に算出されるので、1月1日に住所がある場所の市区町村が徴収します。基本的には住民基本台帳を利用するので、前年度に所得がある人は年末までに海外へ移住、又は死亡していない限り、翌年の住民税は支払う必要があるのです。
元の住所に住民登録が戻ったとしても実際には住んでいないので、住民税を支払わなくても大丈夫だと考える人もいますが、免許の更新、保険に関する通知を受け取れないなど生活に影響を及ぼす可能性が高く、住所不定という扱いになると社会生活を送れなくなるリスクもあります。
まとめ
近年のキャンピングカーブームもあり、キャンピングカーを保有する人が増えています。キャンピングカーのリラックスできる空間で、どこにでも旅ができる点は非常に魅力的です。
また、快適に生活をするためのコツを押さえれば、より良いキャンピングカーライフを満喫することができるでしょう。
なお、キャンピングカーを購入する際は車両価格や、快適性も重要ですが、キャンピングカーにかかる税金に関しても十分に把握しておくことをおすすめします。