車とお金
更新日:2019.12.02 / 掲載日:2019.12.02
エコカーの仕組みとは?エコカーに乗るメリット・デメリットをしっかり理解しましょう!

グーネット編集チーム
大気汚染物質の排出量も少なく、環境にやさしいエコカーですが、実際にはどのような仕組みなのか、エコカーに乗ることによってどのようなメリットやデメリットがあるのかを知らない人も多いのではないでしょう。
今回は、エコカーの仕組みや種類、特徴ついて詳しく解説します。
なぜエコカーが注目されるのかの理由も合わせてチェックしていきましょう。
エコカーとは?仕組みと種類・特徴を覚えておこう
基本的に、エコカーは窒素酸化物や二酸化炭素の排出量を抑えた、地球環境に配慮した車のことであり、燃費性能が高い車であるとして注目を集めています。エコカーには主に6種類があり、それぞれ特徴が異なるためチェックしておきましょう。
1つ目が、ハイブリッドカーです。電気モーターとエンジンを備えており、2つを切り替えることで走行します。2つ目が燃料電池自動車であり、水素を燃料とした燃料電池で電気モーターの発電を利用して走行することが特徴です。
3つ目が電気自動車で、家庭用充電設備やスタンドで充電し、電気を使って電気モーターを回転させます。
4つ目が第3のエコカーであり、これまでのガソリン車の技術を進化させてハイブリッドカーと同等に低燃費であるとして注目されている車です。
「第3のエコカー」と呼ばれる理由は、ハイブリッドカーと電気自動車に続くエコカーと言われ、ガソリン車であるため製造費用が抑えられることや、充電スタンドが不要なことがポイントだと言えます。他にも、5つ目・6つ目のエコカーとして水素自動車と天然ガス自動車があり、それぞれ水素や天然ガスを使ったエコカーとなっています。
エコカーに乗るメリット・デメリット

グーネット編集チーム
エコカーのメリットは低燃費であるためガソリン代を抑えられることや、エコカー減税を活用すれば安く購入することが可能なことです。地球環境に配慮しながら、自身の経済面でもメリットを得られることは魅力だと言えるでしょう。
デメリットとして、一般の自動車と比較して走行する際にパワーを感じられないことや軽自動車税の増税対象であること、一般的な車と比較して車種が少ないことが挙げられます。しかし、パワフルな走行を求めていない人や車種に強いこだわりがない人にとっては、大きなデメリットにはならないでしょう。
見逃せない!エコカー減税をチェックしておこう
エコカーは、国土交通省が定めた燃費基準と排ガスの基準を満たした車であり、エコカー減税は環境に配慮した自動車に対して税の優遇措置を受けられる仕組みです。
自動車重量税は新車を購入した際や初回の継続車検の際に25~100%減税されます。自動車税と軽自動車税は新車に登録した後、最初の納税時に25~75%減税されることが特徴です。
また、エコカー減税適用者は2種類に分かれており、1つはハイブリッド自動車とガソリン自動車、1つはクリーンディーゼル車、電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、プラグインハイブリッド自動車といった次世代自動車です。
ハイブリッド自動車とガソリン自動車は、2017年排ガス規制75%低減もしくは2018年排ガス規制50%低減に達成しており、更に2020年度燃費基準を満たしている場合にエコカー減税の対象とされます。次世代自動車は、燃費基準を達成しているかどうかは問わず自動車重量税は免税され、自動車税は基本的に75%減税されることがポイントです。
エコカー減税以外の施策
減税以外にも、クリーンエネルギー自動車導入促進対策補助対策費補助金(cev 補助金)と呼ばれる制度が存在します。cev補助金は、次世代自動車復興センターからの審査を受け、承認された車を購入する際に補助金を受け取れる制度です。
対象車はプラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル車、燃料電池自動車、電気自動車が挙げられます。
まとめ
近年、エコカーの開発が進められており、新しいエコカーの発表が期待されています。エコカーに関する技術や、制度に関して理解を深めておくことが重要だと言えるでしょう。
また、エコカーにも特徴があるため、ご自身のライフスタイルに適したエコカーを選び、上手くエコカー減税も活用できるようにしましょう。