車とお金
更新日:2021.08.24 / 掲載日:2021.08.24
車の1か月当たりの維持費は平均1万1700円 2021年全国カーライフ実態調査 ソニー損保
ソニー損害保険(以下、ソニー損保)は8月24日、「2021年 全国カーライフ実態調査」の調査結果を発表した。
同調査は、ソニー損保が2021年7月5日~7月8日の4日間、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女に対し、「全国カーライフ実態調査」をインターネットリサーチで実施、1,000名の有効回答を得た。
年間走行距離の平均は昨年比で約70km増
年間の走行距離(出典:ソニー損害保険株式会社)
年間の走行距離【2014年~2021年:経年比較】(出典:ソニー損害保険株式会社)
自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に年間走行距離を聞いたところ、「3,000km超5,000km以下」(31.2%)や「5,000km超7,000km以下」(21.8%)など7,000km以下の回答が過半数を超え、年間走行距離の平均は6,186kmに。
昨年の調査結果との比較では、年間走行距離の平均は6,017km(2020年)から6,186km(2021年)で約170kmの微増という結果だった。
1ヵ月あたりの維持費は11,700円 昨年比で800円増 ガソリン・燃料費を負担に感じる人の割合も増加
1ヵ月あたりの車の維持費(出典:ソニー損害保険株式会社)
1ヵ月あたりの車の維持費の平均額【2010年~2021年:経年比較】(出典:ソニー損害保険株式会社)
1ヵ月あたりの車の維持費(保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等。税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)では、「5,000円~10,000円未満」(33.0%)や「5,000円未満」(22.6%)、「10,000円~15,000円未満」(18.9%)が多く、維持費の平均は11,700円に(100円未満は四捨五入)。
過去の調査結果と比較すると、維持費の平均は12,400円(2019年)⇒10,900円(2020年)⇒11,700円(2021年)と、昨年の大幅な減少から一転、800円の増加という結果だった。
また、主に運転している車のボディタイプ別にみると、維持費の平均が最も低くなったのは軽自動車の9,500円、最も高くなったのはセダンの15,600円だった。
※オープン・クーペは参考値のため分析対象から除外
車の諸経費で負担に感じるもの(出典:ソニー損害保険株式会社)
ガソリン代・燃料代を負担に感じる人の割合【2010年~2021年:経年比較】(出典:ソニー損害保険株式会社)
また、車の諸経費で負担に感じるものを聞いたところ、「自動車税」(68.6%)が最も高く、次いで、「車検・点検費」(62.6%)、「ガソリン代・燃料代」(54.0%)、「自動車保険料」(50.9%)、「駐車場代」(24.0%)、「修理代」(21.4%)という順に。
居住地別で見ると、「駐車場代」は都市部で39.4%だったのに対し、地方では20.8%と18.6ポイントの開きがあった。
※市・区における人口ランキングの上位都市である、北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」とし、それ以外を「地方」に分類
「ガソリン代・燃料代」に焦点を当てて経年比較を見てみると、58.7%(2018年)⇒53.5%(2019年)⇒50.9%(2020年)⇒54.0%(2021年)と、2年連続の下降から上昇に転じた。
経済情勢や原油価格の影響でガソリン価格が高値水準になっている事などの影響から、ガソリン代・燃料代に対する負担感を抱く消費者が増えたものとみられる。