自動車保険
更新日:2023.07.14 / 掲載日:2017.01.23
車が雪崩などの雪の被害に遭った場合、保険は適用されるのか?

goo-net編集チーム
降雪による車の被害は突然やってきます。
山間部はもちろん、平野部でも地域によっては、
突然の猛ふぶきで大事な車が傷ついてしまう場合があります。
では、そのような事態に陥った場合、どのようにすれば良いでしょうか。
雪の被害に遭った際の保険の適用有無について見てみましょう。
雪崩など雪による車両被害で保険は適用されるのか
保険会社によって異なりますが、一般的には、
車両保険に加入していれば雪崩や大雪による車両被害も保障されるケースが多いです。
ただし、「エコノミー型」など通常より安いプランの場合、
適用される条件が制限される場合などがありますので注意が必要です。
また、会社によってはオプションなどで付けなければ保障されないケースもあります。
必ずご自身の保障内容を確認し、
どのようなケースの場合に適用されるのかを確認しておきましょう。
尚、相手方への賠償についてはタイプに関わらず、対物賠償として支払われます。
保険が適用となる条件とは
雪崩や大雪による車両被害の保険適用範囲は会社によっても異なりますが、
一例を挙げてみると以下の通りとなります。
・雪の重みで車両の屋根やボンネットがへこんだ場合
・雪崩に巻き込まれた場合
・雪の重みでカーポートなどがつぶれて車両が巻き込まれた場合
また、「エコノミー型」など料金が安いプランの場合、
以下のケースの場合は適用されない場合があります。
・凍結した路面によりスリップして単独事故を起こしてしまった場合
適用となる保険の種類と、支払われる保険料の金額
雪崩や大雪による車両被害の適用となる種類は「車両保険」です。
ではどの程度の金額が支払われるのでしょうか。
ここでは例として保険金額が200万円、免責金額10万円の場合を考えます。
■修理費が50万の場合
全損扱いとならないため、修理費の50万円から免責10万円を引いた40万円が支払われます。
■修理費が250万円の場合
全損扱いとなるため、免責金額は引かれず200万円全額が支払われます。
また、トランクやダッシュボードの中に格納されていた所有物などについては、
特約によっては保障されるケースがあります。
雪の被害で保険が適用されると、等級に影響はあるのか
等級への影響については、その状態によって異なります。
大きく分けると、自然災害の場合は1等級ダウン、
自然災害ではない事故の場合は3等級ダウンするのが一般的です。
そのため、雪崩や雪の重みでの被害については自然災害が適用されるため、
1等級ダウンとなります。
しかし、凍結路面でのスリップや、
雪崩を避けて壁にぶつかった時(いずれも単独事故の場合)など、
自然の影響を受けたと思われるものでも3等級ダウンとなるケースがあります。
具体的な考え方は保険会社により異なるため、必ず確認しましょう。
