自動車にかかる税金
更新日:2023.09.21 / 掲載日:2016.06.10
車をプレゼントされたら税金(贈与税)はかかるのか
両親など親族から車をプレゼントされたら嬉しいですよね。
しかし、「ありがとう」と言って、ただもらってしまうだけで良いのでしょうか?
税金がかかるようなことはないのでしょうか?
ここでは、車をプレゼントされた場合にかかる税金について、
2016年5月現在で運用されている法令に基づきながら、詳しく見ていきましょう。
車をプレゼントされた際にかかる税金とは?

車をプレゼントされたら、一般的には贈与税という税金がかかります。
ただし、贈与税は1月1日から12月31日までの一年間に、
合計して110万円を超える贈与を受けた時に発生するものです。
つまり、中古車などで110万円以下であれば、贈与税はかからないと言えます。
車の譲与税は誰が負担するの?
贈与税は、車をプレゼントされた側が支払うことになっています。
車をプレゼントされた年の、次年の確定申告の際に申告をして支払います。
税額はいくら?
贈与税の税額は、プレゼントされた車の金額によって異なります。
例えば、310万円の車をプレゼントされた場合であれば、
310万円から基礎控除額の110万円を引いた額が200万円となりますから、
200万円×税率10%で、20万円になります。
ただし、贈与税の税率には、一般贈与財産と特例贈与財産の違いにより税率も違ってきますので、
注意するようにしましょう。
贈与税の対処方法とは
贈与税の対処方法としては、親や祖父母から車をプレゼントする場合によく使われますが、
名義をプレゼントする側の親や祖父母にしておいて、使用者を子どもや孫にする方法があります。
しかしこの場合、自動車税の支払書は名義人である親の元に届いたり、
車を売却する際に名義変更の手続きが必要になったりとデメリットもあるので注意が必要です。
この他では、将来相続する予定がある場合には、
2500万円までは無税で車の贈与が可能である相続時精算課税制度を利用する方法もあります。
ただし、相続時精算課税制度を選択した場合は、
金額の大小問わず必ず贈与税の申告をする必要があります。
以上のように、車をプレゼントされたら贈与税がかかるということを覚えておきましょう。
そのため、車をプレゼントしてもらう(する)時には贈与税も考慮しましょう。