新型車情報
更新日:2024.10.15 / 掲載日:2024.10.10

デビュー予想は2025年1月! 新型フォレスター先取りチェック

SUBARU新型フォレスター

デビュー予想2025年1月

スバルの世界戦略車まもなく国内デビューへ

北米ではデリバリー済み 噂のストロングハイブリッドも……

異種のコンセプトを掛け合わせて新しい価値を生むクロスオーバー車という商品企画は、日本車が発祥のカテゴリー。中でも元祖と言えるのが、スバルのレガシィアウトバックとフォレスターだ。
スバルの経営を支える北米市場では、今も昔も男らしいクルマが好まれる傾向がある。1970〜’80年代まで人気だったステーションワゴンやミニバンが’90年代に衰退したのも、「女房子供の言いなりの弱い男が乗るクルマ」という“烙印”が押されてしまったから。そんなアメリカの男たちが「これなら」と好んで乗り始めたのが、逞しいSUVだったのだ。
スバルは’89年の初代レガシィで、シンメトリカルAWDのハードウェアを一気に世界レベルに高めたが、当時は経営危機も叫ばれていた同社には、本格的なSUVを白紙から開発する余裕はなかった。そこで、レガシィワゴンの車高を上げ、ワイルドなSUVテイストを盛り込んでクロスオーバーモデルに仕立てたのが、’94年に初代が出たアウトバック(当初の日本名はレガシィグランドワゴン)だ。
その成功もあって経営を立て直したスバルが、同じ’94年に登場して世界的ヒットになったトヨタRAV4の手法で送り出した、乗用車ベースのオリジナルSUVがフォレスターだった。
現行モデルは2018年に登場した5代目だが、’23年秋のロサンゼルスオートショーで6代目が発表されており、すでに北米ではデリバリー済み。間もなく日本市場にも投入されるはずだ。
新型は大きなグリルでひとクラス上の車格に見えるが、ホイールベースなどから見るとシャシーは5代目譲り。しかし、フルインナーフレーム構造のボディは構造用接着剤の適用拡大などで剛性を高めて、スバルの売りである走りを向上していることがうかがえる。
もちろん、スバルのもうひとつの武器である安全性も抜かりない。アイサイトはステレオカメラと単眼広角カメラを併用する最新モデル。上級グレードには、ハンズフリーの半自動運転が可能なアイサイトXも設定されるかもしれない。
北米向けは2.5ℓのNAのみだが、日本向けには現行の1.8ℓターボとマイルドハイブリッドのe-BOXERに加えて、先日発表されたトヨタ方式のストロングハイブリッドの搭載も想定されている。

コンソール中央に縦型ディスプレイを配置する、スバル最新のレイアウトを採用。現行型は内装&装備に少し古さが感じられることが弱みだったが、新型はその問題も解決してくれる
フルインナーフレーム化されたスバルグローバルプラットフォームの採用やシンメトリカルAWDの改良、最新アイサイトへのアップデートなど、走行関連機能も充実。国内でも人気を集めるのは間違いない。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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