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更新日:2022.07.04 / 掲載日:2022.07.04
ジャガー 名車「Cタイプ」70年ぶりの復刻モデル 第1号が完成
ジャガーは現地時間の6月29日、誕生70周年を迎えた伝説的スポーツカー「Cタイプ」の復刻版となる「Cタイプ コンティニュエーション」の第1号車が完成したと発表した。
約3,000時間の工程を経てオリジナルを再現
同モデルは、1951年のル・マン24時間レースでジャガーに初の勝利をもたらすなど伝説を残した名車「Cタイプ」の誕生70周年を記念し、2021年9月に発表されたプロジェクトにて開発が進められてきた車両。1953年当時に製作されたディスクブレーキ仕様車の技術を反映させているが、その過程ではオリジナルの図面を基に3D CADモデリング技術を駆使して当時の姿を再現。そのうえで開発当時と同じ製造方法と技術を用い、3,000時間に及ぶ工程をかけて第1号車が完成されたという。
搭載するエンジンはハンドビルドの3.4リッター直列6気筒ガソリンエンジンで、最高出力220HPを発揮。トランスミッションは4速MTを組み合わせる。
カラーリングは、パステルグリーンのボディにスエードグリーンのレザーシートという組み合わせが選択されている。この組み合わせは、1952年6月にランス・グランプリ・ミーティングを制したスターリング・モス氏搭乗のCタイプにインスパイアされたものだ。
同モデルはFIA(国際自動車連盟)公認で、ル・マンやシルバーストーンなどで開催される「ジャガー・クラシック・チャレンジ」を含む、すべてのFIAヒストリックイベントに参加が可能となっている。