車種別・最新情報
更新日:2022.10.05 / 掲載日:2022.09.29

スバル レガシィアウトバックは何故魅力的?本格派SUVの実力とは

多ジャンルの人気車をセレクトし、決め手のポイントをズバリ解説!
その車がもたらす価値に要注目だ。

●文:川島茂夫

SUBARU レガシィ アウトバック

SUV 1.8ℓターボ・4WD

オフロードでも活きる4WDツアラー

●価格:414万7000〜429万円
●発表年月(最新改良):’21年10月(未実施)

■主要諸元(リミテッドEX) ●全長×全幅×全高(㎜):4870×1875×1675 ●ホイールベース(㎜):2745 ●最低地上高(㎜):213 ●車両重量(㎏):1690 ●パワーユニット:1795㏄水平対向4気筒DOHCターボ(177PS/30.6㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:13.0㎞/ℓ ●タイヤ:225/60R18

タフネスの中にも
上級ワゴンの趣きあり
 レガシィと言えばツーリングワゴンでワゴンブームを牽引した印象が強い。そのツーリングワゴンをベースに悪路対応させたモデルがアウトバックである。しかも現行のラインナップではツーリングワゴンが消滅し、アウトバックは先代までの基本コンセプトを継承しながらSUV濃度を高めて開発されている。
 上級ワゴンとしての悠々とした佇まいとSUVのタフネスを融合させた外観が雄弁だが、乗用車派生型とはいえ悪路踏破性にもこだわった設計が特徴であり、格納式2ウェイタイプや大荷重対応型のルーフレールを用意するなど、アウトドア趣味を楽しむための仕立てが施されている。プレミアムよりも実践力優先の設計である。
 車体寸法が大きいため狭路での取り回しが苦手なのが玉に瑕だが、パワートレーンには実用域から力強い1.8ℓターボを採用。安全&運転支援装備には高速道路渋滞時の手離し走行も可能としたアイサイトXを標準装着。快適な上級ツアラーとして優れた走りも加わり、オン&オフロードを高水準で両立。寛ぎを維持しながら長駆レジャーを楽しむには最適だ。スバルのツーリングカー思想をラフ&オフロードにまで拡大している。

元々はツーリングワゴンの派生仕様だったが、今では独立したSUVとして開発されている。堂々たる体躯はスバル国内ラインナップの頂点モデルという位置付けにふさわしい。
現行レヴォーグ以降のスバル車に共通する大型センタースクリーンが目を引く。先進機能とスポーティさ、上級感が同居する。

【ココが決め手】上級ワゴンの居心地と快適性を備えた本格派

 大柄の車体に長いホイールベース。最低地上高は213㎜にもなるが、フォレスターと比較すると悪路対応は多少劣るが、電子制御4WDにはXモードを採用するなど、一般的な基準に照らせば悪路走行に抜かりなし。車体サイズを活かした広い室内や荷室容量、プレミアムクラスらしい装備設定もあり、キャビンもゆったり。前述した通り長距離ツアラーとしては走りの実力も高い。
 ツーリングワゴン後継の上級ワゴンとして選択しても十分に魅力的だが、SUVらしいアウトドア趣味も対象にしてこそ本領が発揮できるモデルである。

グレードを問わず造形は同一。本革シート(写真)はリミテッドEXにOP設定される。
≪オススメグレード≫ Xブレイク EX
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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