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更新日:2022.10.12 / 掲載日:2022.10.03

新型スバル クロストレック特集! XVのフルモデルチェンジ3つのポイントを解説

人気のスバルXVがフルモデルチェンジ。9月15日にワールドプレミアが行われ、新たに世界共通のモデルネーム「クロストレック」として登場することになった。より逞しくなったスタイリングやスバル最新技術の投入により、その人気はさらに高まるのは間違いなさそうだ。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之/スバル

SUBARU 新型クロストレック
今秋発表&受注開始(納車は来春スタート)

※写真は日本仕様プロトタイプ

基本性能の大幅底上げで
1ランク上のモデルに進化
 スバルXVの初代モデルは2010年に登場したインプレッサXVになる。とはいえ、このモデルはインプレッサの5ドア車をSUVらしく加飾したものであり、最低地上高などの基本スペックはインプレッサと共通。派生モデルの域を出ない、やや物足りなさが否めないものだった。
 そんなスバルXVが変わったのは2代目から。インプレッサのボディシェルを用いながらも最低地上高はクラス最大級となる200㎜を確保し、SUVに見合った優れた踏破性を手に入れた。この路線は手軽なSUVを求めるニーズと合致したこともあって、従来モデルの3代目はスバルを代表するSUVとして認知されるようになっている。
 スバルXV改め、クロストレックとして投入される新型は、2代目以降のコンセプトを踏襲しながら着実な進化を遂げている。
 基本骨格構造は従来モデルの3代目を継承。もちろん、そのまま流用と言うわけではなく、随所に改良が加えられている。
 中でも見逃せないのはスバルの安全性の代名詞にもなっているアイサイトだ。大画角化と検知距離を延伸した新型ステレオカメラを採用し、さらに広角単眼カメラも追加されている。センシング機能の向上により衝突回避能力の向上などが図られている。
 一方、クロストレックになっても継承されるのがパッケージングだ。インプレッサのボディシェルを用いるため、200㎜の最低地上高を確保しても全高はSUVで最も低く、室内高もSUVでは最小クラスになる。乗降性に優れ、車両感覚を掴みやすく、取り回しもしやすい。
 悪路踏破性を除けばSUV的な醍醐味が薄いともいえるが、キャビンユーティリティや高いアイポイントを求めるならばフォレスターという選択もあり、普通のクルマの運転感覚や使い勝手で悪路に強い、というのがクロストレックの独自性になる。
 試乗前ゆえに走行性能の詳細は分からないが、XVの特徴であるタウン&ツーリングにラフ&オフロードを加えたオールロード性能が見所になるのは間違いない。
 なお、今回公開された国内仕様車は2ℓのe-BOXER車だが、海外では仕向け地別に複数のパワートレーンも設定される模様だ。
 国内仕様車もe-BOXER車専用というアナウンスはなく、正式発表時、または来年以降に別パワートレーンが加わる可能性もある。

ここに注目!

【CHECK.01】第2世代SGPに刷新。走りの質感向上に期待大

SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)は、新世代スバルを語るには外せないキーデバイスの一つ。新型クロストレックではフルインナーフレーム構造を持つ第二世代に進化。シャシー性能の大幅向上により、走りの質が高まっているのは間違いないだろう。

【CHECK.02】広角単眼カメラを国内初採用。アイサイトも大幅強化!

看板機能のアイサイトも最新仕様にアップデート。障害物を検知するカメラ機能も、ステレオカメラの性能を向上させたほか、国内スバル車初となる新開発単眼カメラを追加。センシング能力が強化されたことで、より安全なドライブを約束してくれる。

【CHECK.03】キャビンまわりも大進化。1ランク上のプレミアムが楽しめる

最近のスバル車は内装質感&装備機能の大幅向上も特徴の一つになるが、新型クロストレックのキャビンも1ランク上に進化。アウトドアを意識したアクティブな装いに加えて、上級モデル譲りの装備機能が追加されることで、従来型を超える満足感も体感できそうだ。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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