車種別・最新情報
更新日:2022.11.15 / 掲載日:2022.11.15
ボルボ 新型EX90 欧州発表 高性能システム搭載の電動SUV

ボルボは現地時間の11月9日、新型電動SUVの「EX90」を発表した。
EX90を皮切りに2030年の全ラインナップ電動車化を目指す

ボルボでは2030年までに電気自動車のみの販売とすることを目指して、毎年1台ずつ新型の電気自動車を発表する計画を打ち出しており、今回の新型EX90はその先陣を切るモデルに位置付けしている。EX90は2023年からアメリカで生産を開始し、その後中国でも生産を始める予定だという。
今回の発表についてボルボのCEOであるジム・ローワン氏は「ボルボEX90は、私たちが今いる場所と、これから向かう場所を示しています。1回の充電で最大600kmの航続距離を実現する電気自動車であり、当社の安全基準をさらに高めるよう設計され、ソフトウェアによって真に定義される最初のボルボ車であり、お客様の自宅やその他のデバイスに接続する、より広いエコシステムの一部でもあります。ボルボEX90は、様々な意味でボルボ・カーズにとって新しいことの始まりなのです」と、その重要性を説いている。
サステナブルなライフスタイルに寄り添う性能 最大航続距離は600kmに




新型EX90は新開発のシャシーなどを採用した全輪駆動モデルで、自社開発の新たな電気自動車技術をベースに製作。そのパワートレインは容量111kWhのバッテリーと2基の永久磁石式電気モーターで構成され、システム最高出力517PS、同最大トルク910Nmを発生する。
また、一充電での最大航続距離はWLTPテストサイクルで600kmとしており、急速充電で30分以内に10-80%の充電を可能としている。このほか、ボルボ車では初の双方向充電に必要なハードウェアを搭載したモデルとしており、将来的には一部の市場から双方向充電を利用可能にしていく予定であるという。
なお、車両本体の素材には約15%の再生スチール、約25%の再生アルミニウム、約15%相当の再生プラスチックとバイオベース材料を使用しており、サステナビリティに配慮したモデルとしている。
最新のテクノロジーで高められた安全性


安全性能においては、最新のセンシングテクノロジーを採用したカメラ、レーダー、LiDAR(Light Detection And Ranging、レーザー光を使ったセンサーの一種)などのセンサーを搭載。昼夜や高速道路上など様々な走行環境下での道路検知を可能にし、車線変更時のステアリングサポートや運転支援機能パイロットアシストなどの性能向上に寄与する。
また、独自に開発したアルゴリズムによる特殊なセンサーとカメラを備え、ドライバーの視線の集中度を測定して注意力散漫や眠気などの状態を検知した際には警告を発したり、停車操作の支援を行うという。
車輪の上に乗った高度なコンピューター


システムにおいては、安全システムとAI用のNVIDIA DRIVEプラットフォーム「Xavier」と「Orin」、クアルコム・テクノロジーズの「Snapdragon Cockpit Platforms」、ボルボのエンジニアによる自社開発ソフトウェアを搭載したコアシステムを採用。これらによって安全システムやインフォテインメント、バッテリー管理など車内の中核機能のほとんどを作動させる。さらに無線ソフトウェアアップデートも備えており、ボルボは新型EX90を「車輪の上に乗った高度なコンピュータ」と形容している。
「Snapdragon Cockpit Platforms」の最先端のコンピューティングパワーは、人気ゲーム「フォートナイト」で知られるEpic Games社が開発を手掛けており、同社の3Dツール「Unreal Engine」によって、車載スクリーンとヘッドアップディスプレイに光速のコンピューティングパワーと高品質のグラフィックスを提供しているという。
ダッシュボードのセンタースクリーンは14.5インチの大画面で、Googleを組み込んだインフォテインメント・システムの操作が可能。Googleアシスタントによるハンズフリー支援をはじめとした、Googleの様々なアプリやサービスを利用できる。さらに、ワイヤレスでのApple CarPlay接続にも対応予定としている。
【あわせて読みたい】
