レクサス　RC/RC F一部改良　ホイール/内装などデザイン刷新

　レクサスは12月22日、スポーツクーペ「RC」「RC F」を一部改良し、全国のレクサス店を通じて2023年1月9日より発売すると発表した。メーカー希望小売価格は、RCが5,814,000円～7,352,000円、RC Fは10,580,000円～14,550,000円（消費税込）。

ハブボルトによるホイール締結を採用しハンドリング性能向上

　今回発表のRC/RC Fでは、走行性能の向上を図るべく足回り等の改良に着手。

　ホイールの締結にワッシャ付ハブボルトを採用し、締結力の強化とバネ下質量の低減を図ることで、優れたハンドリング性能を実現した。また、ハブボルト締結による高剛性化と乗り心地の良さを兼ね備えるために、アブソーバー特性やAVS、EPS制御を最適化。操縦安定性と乗り心地を高次元で両立した。

　さらにRC Fにおいては、フロントとリヤのボディ剛性バランスを見直すとともに、Dレンジパドルシフト変速制御を改良し、より気持ちの良い走りを実現している。

　また、今回のハブボルト化に伴い、新たなホイールデザインを採用。RCにおいてはF SPORT専用にENKEI製アルミホイールを新規設定した。RC Fについても、切削光輝やスーパーグロスブラックメタリック塗装などの表面処理を施した新デザインを採用、スポーツクーペにふさわしい運動性能の高さを表現している。

ドライバーの操作性向上とスポーティなスタイルを両立した新インストルメントパネル

　インテリアにおいては、マルチメディアシステムにタッチパネル式のディスプレイを採用し、ドライバーの操作性を向上。これに伴ってインストルメントパネルアッパーのデザインを刷新し、サイドレジスターの形状をメーターや時計、エンジンスイッチなどと同様の丸型に。統一性のあるデザインでスポーティな雰囲気を際立たせた。

　また、RC Fではブレーキホールド機能付の電動パーキングブレーキを全車に標準装備としている。

予防安全技術の機能拡充

　今回の改良では、予防安全技術の「レクサス・セーフティ・システム＋」の機能も拡充された。

　単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上によって「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大。昼間の自転車運転者や夜間の歩行者、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能とした。

　同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト」では、車線認識にAI技術を活用して支援範囲の拡大を図った。

　このほか、「レーダークルーズコントロール（全車速追従機能付）」にカーブ速度抑制機能の追加、カメラで主要な道路標識を読み取ってマルチインフォメーションディスプレイに表示する「ロードサインアシスト」なども採用している。

メーカー希望小売価格一覧

RC350

RC300h

RC300

RC F

※上記価格はすべて、北海道地区のみ価格が異なる。リサイクル料金は含まない