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更新日:2023.01.13 / 掲載日:2023.01.13

新型日産セレナ e-POWER+プロパイロットで静音・安全性向上

ライバル勢に先行されたことで、少し苦戦が強いられていたセレナだが、11月28日待望のフルモデルチェンジを発表! ご自慢の最先端装備と機能に磨きをかけて登場した新型は、走りもイケてるミドルミニバンに変貌していたのだ。

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

NISSAN 新型セレナ メカニズム&装備

最新e-POWERには
静粛性向上の工夫も追加
 舗装状況等によりロードノイズ高まる走行環境ではエンジン稼働で充電。静粛性へのこだわりは第2世代e-POWERの特徴のひとつであり、セレナに搭載された新開発の1.4ℓエンジンも本体から騒音振動低減設計を採用している。さらに車体も吸音材配置面積の拡大などの騒音対策が施されている。また、効果的な発電制御等により低速域でのEV走行時間を拡大した。新型の進化のもうひとつのポイントはフットブレーキだ。従来車やノート系では一般的な油圧式を採用しているが、新型ではEVやHEVでは標準となっている油圧回生協調型の電子制御ブレーキを採用。e-POWERではエクストレイルから採用されているが、電動システム面でもノート系より上位設定となっている。

e-POWERは16%出力が向上した1.4ℓエンジンを採用することで発電能力が向上。それに伴いモーターも高出力化されており、従来型比で20%向上の120Kw/315Nmを発揮する。
エンジン構造や構成部品を変更することで、エンジンの稼働音を抑え込む工夫も盛り込まれていることもトピック。
遮音インシュレーターや遮音材、遮音ガラスの適用範囲を広げることで、キャビン内への音の侵入を防ぐ工夫も見所のひとつ。

プロパイロット2.0はLUXIONのみに装着

 プロパイロットが全車に標準装着されたことも見所のひとつ。衝突回避被害軽減機能やライン制御型LKA、全車速A㏄などの基本機能の他に後側方接近車警報や衝突回避操舵支援などを全車に採用。セットOPとしてナビリンク機能や緊急停止支援(SOSコール)なども用意されている。さらに注目すべきは高速道路での同一車線内ハンズオフを実現したプロパイロット2.0の採用だ。プロパイロットの360度センシング情報に3D高精度地図情報から自車の位置や走行ラインを自動制御するのが特徴。また、ナビと連動して高速道出口付近での走行車線制御や自動車線変更等の機能を備えている。ただし、装備するのは最上級グレードのルキシオンのみである。

最上級のルキシオンには、高速道路走行時ハンズオフ走行にも対応しているプロパイロット2.0を標準装着。1ランク上の運転支援機能が投入されている。
走行中の車体周辺状況を検知して事故のリスクを低減させる全方位運転支援システム「360°セーフティアシスト」は全グレードに標準装着されている。
標準車、ハイウェイスターには自車からは見えない前方の状況を検知し、ブレーキの踏み遅れによる玉突き事故回避を行うプロパイロットの最新仕様が標準装着される。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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