BMW 改良新型X5欧州発表　PHEVモデルはパワートレイン刷新

　BMWは現地時間の2月8日、SUVモデル「X5」の改良新型を欧州で発表した。同モデルは2023年4月より世界各国の主要市場にて導入予定。

PHEVモデルのパワートレインが刷新　システム出力は最高490PSに

　新型X5はプラグインハイブリッド（PHEV）モデルの「xDrive50e」を筆頭に、4.4L V8ツインターボエンジン搭載の「M60i xDrive」、3.0L 直列6気筒ガソリンエンジンを搭載する「xDrive40i」、3.0L 直列6気筒ディーゼルエンジンの「xDrive30d」という4車種を設定。

　PHEVのX5 xDrive50eはパワートレインを全面的に刷新し、最高出力313PSの直列6気筒ガソリンエンジンと、最高出力197PSの電気モーターを組み合わせ、システム出力は現行型より96PS向上の490PS、システム最大トルクは700Nmを発生する。
　これに8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッションが組み合わされ、0-100km/h加速は4.8秒としている。

　なお、バッテリー容量も先代比約25％増加の25.7kWhとなり、航続可能距離は94～110kmとなった。

　このほかのモデルについては、以下の通り。

・X5 M60i xDrive：最高出力530PS、最大トルク750Nm、0-100km/h加速4.3秒
・X5 xDrive40i：最高出力380PS、最大トルク520Nm、0-100km/h加速5.4秒
・X5 xDrive30d：最高出力298PS、最大トルク670Nm、0-100km/h加速6.1秒

フロントフェイスをイメージチェンジ　ヘッドライトはスリム化

　エクステリアデザインでは、フロントフェイスが刷新。ヘッドライトは外形が35mmスリム化され、デイタイム・ドライビング・ライトは矢印型の新デザインが採用された。

　キドニーグリルにはアイコニック・グローが施され、光によって存在感を主張。垂直型のエアカーテン、三角形の開口部がユニークなロア・エアインテーク、パールエフェクトクロームの装飾と組み合わされ、最先端のスタイルを表現している。

　リアライトにおいても、Xの文字をモチーフとした新デザインを採用した。

カーブドディスプレイを採用したモダンなインテリアデザイン

　インテリアはコックピットに対して緩やかな弧を描くBMWカーブドディスプレイを採用、モダンな雰囲気を作り上げた。

　カーブドディスプレイは12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成。コントロール・ディスプレイはタッチコントロール機能を備え、様々な機能をデジタルで操作可能としている。

　インストルメントパネルは合成皮革の「Sensafin」とファインウッドのトリムエレメントを組み合わせ、落ち着いた印象を演出。助手席側にはアンビエントライトバーが備わり、X5のモデルロゴを表示する。

【あわせて読みたい】

BMW X5（3代目／F15）の中古車選びで知っておきたい特徴とグレード構成

BMW X5（3代目／F15）の中古車選びで知っておきたい特徴とグレード構成

www.goo-net.com

2021.06.24