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更新日:2023.03.02 / 掲載日:2023.02.28

トヨタハリアーの注目ポイントは?プレミアムSUVの魅力を解説!

対抗モデルと何が違う!? 2023本命モデルの魅力解剖

今気になるニューモデル&人気モデルの中から、本命を名乗るにふさわしい実力派をピックアップ。ライバルにも目配りしつつ、本命たる理由に迫る!

●文:川島茂夫

フォーマルに決めてもよし!【シティ派プレミアムSUV】

TOYOTA ハリアー

■主要諸元 (ハイブリッド Z・FF)  ※オプションを含まず
●全長×全幅×全高(㎜): 4740×1855×1660 ●ホイールベース(㎜):2690 ●車両重量(㎏):1680 ●パワーユニット:2487㏄ 直列4気筒(178PS/22.5㎏・m)+モーター(88kW/202N・m) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●WLTCモード総合燃費:22.3㎞/ℓ ●タイヤ:225/55R19

悪路を前提としない
高級ワゴン的な仕立て
 現在主流の乗用車プラットフォームを用いたSUVの先駆けとして誕生したのが初代ハリアー。同系のSUVの誕生とともに立ち位置を変え、先代からはよりオンロード志向を強めている。ただし、4WD機能が多少異なるものの現行モデルのシャシー設計はRAV4に近く、最低地上高にもゆとりがある。オンロード志向は強いもののラフ&オフロードがからきし苦手というわけではない。
 しかし、悪路走行前提でハリアーを選ぶユーザーはあまりないだろう。内外装デザインはプレミアム&スポーティに振ったものであり、高級ワゴンの体。泥濘やガレ場は不似合い。汚れを嫌うデザインであり、タフネスを主張するSUVらしさとは対照的である。
 走りはオンロードでの快適性と扱いやすさを狙ったものであり、2.5ℓハイブリッドとPHEV、NA2ℓを用意。PHEVが4WDに限定される以外はFFも設定されている。ハード的に姉妹車となるRAV4よりFFモデルが充実しているのもハリアーの特徴のひとつ。オンロード用途前提で今様プレミアムワゴンとして選ぶならFFは経済的な選択であり、SUV云々ではなくハリアーはハリアーを楽しむモデルなのだ。

【“本命”のポイント!】価格以上のプレミアム感が楽しめる!

 ドレッシーなSUVとでも評すればいいか、ハリアーには都会的なプレミアムがよく似合う。走りの質感など深い部分でのプレミアム性は車格相応だが、ミドルクラスでは標準的な価格設定ながら価格以上のプレミアムな雰囲気が楽しめるのが一番のセールスポイント。

いわゆる「道具感」「タフネス」といった印象は皆無。室内の仕立てはSUVというよりも、プレミアムセダン/ワゴンの趣きだ。

【対抗モデル!】都会派志向の強さではCX-5が近い存在だ

 ハードというよりキャラの問題だが、ハリアーほどオンロードあるいは都会志向のSUVはない。ただ、プレミアム感や都会的センスを売り物とするという点で比較的近いポジションにあるのがCX-5。魂動デザインによる内外装による部分が大きい。もっとも、一部改良ではフィールドジャーニーの追加などミドルSUVの本流にシフトしてきた。

MAZDA CX-5
●価格:276万6500〜417万100円
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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