ダイハツロッキーとライバル車を徹底比較！コンパクトSUVの魅力に迫る！

対抗モデルと何が違う!? 2023本命モデルの魅力解剖

今気になるニューモデル＆人気モデルの中から、本命を名乗るにふさわしい実力派をピックアップ。ライバルにも目配りしつつ、本命たる理由に迫る！

●文:川島茂夫

ジャスト日本サイズ！【コンパクトSUV】

DAIHATSU/TOYOTA/SUBARU ロッキー／ライズ／レックス

■主要諸元　（ロッキー プレミアムG HEV・FWD）　※オプションを含まず
●全長×全幅×全高（㎜）： 3995×1695×1620　●ホイールベース（㎜）：2525　●車両重量（㎏）：1070　●パワーユニット：1196㏄ 直列３気筒（82PS／10.7㎏･m）＋モーター（78kW／170N･m）　●トランスミッション：1段固定式　●WLTCモード総合燃費：34.8㎞/ℓ　●タイヤ：195/60Ｒ17

最小限のボディサイズで
十分な実用性を実現
　登録車のSUVでは最小クラスとなるモデルであり、全長は4m、全幅は1.7mを下回り、タウンコミューター用途にも適したサイズだ。加えて軽乗用開発で培った技術などによりスペース効率を向上。一回り大きな1.3ℓクラスのSUVにも匹敵する居住空間を備えているのも見所だ。
　スモールクラスのSUVは悪路対応力が低めのモデルも多いが、ロッキー系は185㎜の最低地上高を確保する。ただし、4WDは1ℓターボのみの設定で、NA1.2ℓ及びシリーズ式を採用したハイブリッド車はFFのみの設定。スバルブランドの姉妹車となるレックスはNA1.2ℓ車のみの設定となっている。
　また、FF車は穏やかさ、ターボ車はスポーティさ、という具合に駆動方式やパワートレーンのキャラに相応な乗り味とするなど、実践的なバリエーション展開も見所のひとつである。
　長距離レジャーに用いるには荷室容量の余裕がなく、1.2ℓ車とハイブリッド車は高速域の余力も。ターボ車は乗り味が長距離用途向けとは言い難いが、日常用途を中心に短中距離レジャーまでカバーという使い方には最適なバランスと言えよう。

【“本命”のポイント！】ジャストサイズでストレスフリー

　何処でも扱いやすいサイズが一番のセールスポイント。全高もSUVでは低めであり、広いウインドウ開口と相まって狭い場所での取り回しも楽々。3タイプのパワートレーンを用意して用途に応じて性能や走りの味を選び分けられるのも魅力である。

【対抗モデル！】ロッキー系は豊富な選択肢も強みのひとつ

　スモールクラスでは同門とも言えるヤリス クロスだ。高速性能のよさから長距離適性に優れているものの、取り回しやコスパではロッキー系に劣る。もうひとつの視点はクロスビーやハスラーに代表されるワイドミニ＆ミニSUV。取り回しがよく車体サイズのわりにキャビンが広いのはロッキー系と同様だが、走りのバリエーションの豊富さでは及ばない。