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更新日:2023.03.09 / 掲載日:2023.03.08

新型マツダ2が大幅イメチェン!新グレード追加でデザイン一新!

MAZDA 新型マツダ2詳報

小気味良い走りと小型車離れした上質感で根強い人気を集めるコンパクトハッチバック「マツダ2」がリニューアル。スタイリッシュな佇まいが与えられた新グレードを追加することで、より身近な存在となった。ここでは注目グレード「BD」を中心にその魅力をお教えしよう。

●文:川島 茂夫 ●写真:澤田 和久

ビッグチェンジで2つの“個性”を追加

グレード体系を再編
カジュアルな「BD」を追加
 ロングノーズ化や大開口ラジエターグリルを巧みに採り入れることで、スポーティマインドを巧みに引き出す。これがマツダが掲げるデザイン哲学「魂動デザイン」の一つの特徴。
 マツダのエントリーモデルを担うマツダ2のスタイルも、この「魂動デザイン」の考え方が反映されているが、今回実施された商品改良では、最新のデザインアプローチが加わることになった。
 今回の改良において最大の変更といえるのが、グレード体系の一新に伴う、新たなスタイリングの提案。従来型の基本デザインを踏襲するCやSPORT(スポルト)、Sunlit Citrus(サンリットシトラス)に加えて、新デザインのBD(ブランクデッキ)を新たに投入したのだ。
 主力として期待されるBD系の特徴は、明確なデザインのリファインが挙げられる。フロントグリルの大きなグリルフレームはそのままに、横断するように樹脂パネルを配置することで、フロントマスクの雰囲気が大きく変わっている。この樹脂パネルはOPでカラーの変更もでき、カラーの組み合わせによる趣の変化も可能としている。
 さらにOPで白または黒のルーフフィルムを装着できることも見逃せない。2トーンのボディカラーはトレンドのひとつだが、これを塗装ではなくフィルムで表現できることがポイントで、凝ったシボ地柄を組み合わせることで厚手の絹地を思わせるような独特な光沢が楽しめるようになっている。選択したボディカラーによって可能な組み合わせは異なるが、BD系のカラーコーディネーションの数は全198通りにも及ぶ。自分好みの色をリーズナブルな予算で演出できるのも魅力だ。

加飾パネルも一新
内装カラーの選択肢を強化
 インテリアの変化も見所のひとつ。インパネの加飾パネルの一部に植物由来樹脂を採用することで、インテリアカラーの選択肢が増している。この植物由来樹脂は環境負荷軽減も狙いの一つだが、無塗装ながら水研ぎ塗装と見紛うばかりの平滑と光沢を実現しており、質感の向上にも大きく寄与している。
 そして個性をさらに際立たせるのがアクセサリー設定。例えば、ドアミラーガーニッシュはオレンジ/ブラック/シルバーの3色を、ホイールカバーにはワンポイント色を差し込んだタイプも含めて6色を用意するなど、好みの組み合わせで一味違った「わたし仕様」を仕立てられる。
 カラーコーディネーションが全198通りともなると、どれを選べばいいのか? 悩んでしまうユーザーもいることだろう。そこで用意されるのが、アクセサリーを用いてカスタマイズされた「ROOKIE DRIVE(ルーキードライブ)」と「CLAP POP(クラップポップ)」の2つの仕様だ。いわゆるセットメニューという立ち位置になるが、新マツダ2のキャラを分かりやすく教えてくれる象徴といえる。
 BDを積極的に売り出す商品改良は、マツダ2のイメージチェンジとなるのは間違いなく、従来型とは違った魅力をユーザーに訴えている。
 標準のBDをベースに各所を自分好みにアレンジしていくのも良し。すでにアレンジされているルーキードライブ、もしくはクラップポップを楽しむのも良し。いずれの仕様を選んだとしても、単なるフェイスリフトではなく、”新生マツダ2“の大きな変化を実感することができるはずだ。

●新型マツダ2 価格&グレードバリエーション

15BD ROOKIE DRIVE

初めてクルマを購入するユーザーへの新提案
 BDは198通りのカラーコーディネーションを楽しむことができるが、“ROOKIE DRIVE(ルーキードライブ)”は、マツダのデザイナーがオススメする組み合わせにカスタマイズされたコンプリートキットモデル。「初めてクルマを購入するユーザー」を意識したチョイスが盛り込まれている。

フロントグリルはホワイトを選択。向かって右側上部にはレーシングオレンジのアクセントパーツが配置されている。
ドアミラーガーニッシュもレーシングオレンジを配置。
足元のホイールはフルホイールキャップでデコレート。撮影車はボディカラーに合わせたレーシングオレンジ/エアストリームブルーMの組み合わせ。
リヤビューを引き締めるリアルーフスポイラーもレーシングオレンジを採用。
フロント/サイド/リヤにはボディデカールも用意されている。
バイオエンプラ素材のデコレーションパネルは3色が用意されるが、撮影車はグロスライトブルーを装着している。

15BD CLAP POP

色の対比で洗練された雰囲気を強調
 白をボディ各所に配置することでボディカラーとの2トーンコントラストが楽しめる、もう1つのBD専用コンプリートキット。推奨ボディカラーは「ディープクリスタルブルーマイカ」と「プラチナクォーツメタリック」の2つ。アーバンスタイリッシュな世界観が楽しめる仕様だ。

撮影車のボディカラーはディープクリスタルブルーマイカ。フロントグリルはホワイトを装着。
ボンネットの中央にはセンターデカールセットを配置。
ルーフはホワイトのルーフフィルムをインセット。2トーンカラーをリーズナブルな予算に実現できることも見逃せない。
ドアミラーガーニッシュもホワイトと統一感を意識したコーディネート。
フルホイールキャップセットはセラミックM。個性的な風貌をより際立たせてくれるキーアイテムだ。

15BD(ベースモデル)

基本となる新ベーシックグレード
 新たに設定されたベーシックグレード。ボディカラーは11色、インパネカラーは3色、ルーフカラーは3色、ホイールキャップカラー6色を組み合わせることで全198通りのカラーコーディネーションを楽しむことができる。撮影車はスノーフレイクホワイトパールマイカの最もベーシックな仕様になる。

撮影車は1.5ℓガソリン車だが、1.5ℓディーゼルターボ車でもBD系は選択可能。リーズナブルな予算で楽しめることも見逃せない強みだ。

XD SPORT+

スポーツ性を強くアピール、希少な6速MT車も用意
 カジュアル&ベーシックなBD系に対して、SPORT(スポルト)系は専用のアルミホイール(16インチ)やメッシュグリル、ルーフフィルム(ブラック)などでスポーティな味わいを強めたグレード。FF車限定になるが6速MT仕様も選べる、希少なキャラも与えられている。

ルーフフィルムは精悍さが際立つブラックを用いることで、スポーティな2トーンスタイルをアピールする。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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