車種別・最新情報
更新日:2023.05.22 / 掲載日:2023.03.30

スバルレヴォーグの走りに注目!イチ推しモデルの魅力とは?

2023春版・国産車ブランド別“イチ推し”セレクション

ブランドを代表するモデルをセレクトして、そのブランドらしさ、そのモデルらしさを深掘り! 「らしさ」のポイントをわかりやすく解説し、「らしさ」満点グレードを選定する。

●文:川島茂夫

SUBARU レヴォーグ

●価格:310万2000〜482万9000円

電子制御サスの威力が絶大、乗り心地もスポーティな走りも両立

スバル伝統のスポーツワゴンの系譜に連なる一台。スバルを象徴するテクノロジーと言えば、水平対向ボクサーエンジン、シンメトリカルAWD、そしてアイサイト。レヴォーグはそのすべてを最新の機能・仕様で享受できる。

■主要諸元(STIスポーツ EX) ●全長×全幅×全高(㎜):4755×1795×1500 ●ホイールベース(㎜):2670 ●車両重量(㎏):1580 ●パワーユニット:1795㏄ 水平対向4気筒(177PS/30.6㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:13.6㎞/ℓ ●タイヤ:225/45R18

ワゴンの荷室はもちろん走りでもレジャーへ誘う
 車格とサイズがアップしていたレガシィツーリングワゴンをリサイズした、スポーツワゴンの新モデルとして誕生。プラットフォーム面ではクロストレックやインプレッサとも姉妹車の関係にあるが、全モデルにターボを採用するなどスポーツ志向の強さを加味するならWRXのショートワゴンバリエーションと考えるのが妥当である。

 現在のラインナップは1.8ℓターボと2.4ℓターボの2タイプのエンジンを展開し、「R」を含むSTIスポーツ系には現行レヴォーグでスバル初採用となった電子制御サスが装備されている。

 WRX・S4と比較するとサスチューニングは若干マイルド仕立てだが、2.4ℓ車はスペック面でもほぼ同等。サーキット走行での高度なスポーツドライビングにも対応できる性能を有している。また、可変制御サスはモード切替により標準サス車よりも穏やかで良質な乗り心地を実現。マニアックなスポーツモデルと良質なツーリングカーを両立させている。

 基本的にはスポーツ志向の強いユーザー向けのモデルだが、マニア限定と言うほど偏った性能設定ではなく、アイサイトとのコンビで長距離レジャー適性が高い。

ベーシックなGT、上級装備のGT-H、電制サスのSTIスポーツ、2.4ℓのSTIスポーツRのそれぞれに、アイサイトXを搭載するEX仕様を設定。特別仕様車のSTIスポーツ♯(576万4000円)は既に完売している。
このレヴォーグ以降のスバル車に共通する縦置きのセンターディスプレイが特徴的。内装はレガシィ以来の伝統を感じさせるような、スポーツワゴンの伝統に則った仕立てだ。オプションで本革シート(写真)も選べる。
新開発された1.8ℓ直噴ターボのCB18(写真)は、走行性能と環境性能の両立を図った新世代エンジンで最高出力177PS。STIスポーツRに搭載される2.4ℓ直噴ターボはFA24の改良型で275PSを発生する。

“レヴォーグらしさ”ココにあり!!

・高回転までパワフルなターボ

・電制サスでレベルアップしたフットワーク

・街乗りにもレジャーにも手頃なサイズ

STIスポーツ系は電子制御サスペンションを搭載し、STIの名にふさわしいスポーティなハンドリングから他グレード以上に穏やかな乗り心地まで、好みに合わせた走りを選択できる。エンジンスペックは他グレードと共通だが、このサスのためだけでもSTIスポーツを選ぶ価値がある。

“らしさ満点”グレードは?

STIスポーツ EX
●価格:414万7000円

 スポーツ&ツーリングの両面を高レベルでバランスさせるのがレヴォーグのキャラに似合い。ターボながら実用燃費も比較的いい1.8ℓと電子制御サスを揃えたSTIスポーツ系を勧める。同グレードにも標準のアイサイト仕様とアイサイトXも装備するEX仕様があるが、運転ストレスの軽減はツアラーの要点でもあり、EXを勧めたい。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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