車種別・最新情報
更新日:2023.06.12 / 掲載日:2023.05.02

レクサス新型SUV「RZ」登場!BEV専用第1弾モデルの性能を余さずチェック!

“攻め”のレクサス、BEV攻勢の狼煙!!

電動化への積極的な取り組みを表明しているレクサス。3月末、そのレクサスからEV(電気自動車)が2モデル発表された。ともにSUVの最新レクサスEVの詳細を見ていこう。

●文:渡辺陽一郎

今回、レクサスはRXとUXの電動SUV2車を同日に発表。また、レクサスEVオーナーのためのサービスプランも発表されている。

LEXUS RZ【ニューモデル】

EV専用で新設計!! レクサスEV新時代を切り拓く

●発売日:3月30日
●価格:880万〜940万円

■主要諸元(RZ450e“バージョンL”)
●全長×全幅×全高(㎜):4805×1895×1635 ●ホイールベース(㎜):2850 ●車両重量(㎏):2100 ●パワーユニット:交流同期モーター(前:150kW/266N・m、後:80kW/169N・m) ●トランスミッション:e-Axle ●タイヤ:235/50R20(前)、255/45R20(後)

レクサスにふさわしい
性能と雰囲気を備える

 最近は輸入車を含めて、EVの車種数が増えた。レクサスも’23年3月30日に、EV専用のRZを発売。ボディサイズを比べると、RXよりも少し小さい。プラットフォームはホイールベースの数値を含めて、トヨタブランドのEV、bZ4X(リースのみ)と共通だ。

 駆動方式は4WDで、前輪モーターは最高出力203.9PS、最大トルク27.1㎏・m。後輪側は109PS/17.2㎏・mだ。なお、bZ4Xの4WD車は前後ともに109PS/17.2㎏・mだが、RZの前輪側はbZ4XのFWD車と同スペックの強力なものとなる。パワーの立ち上がりはレクサスらしく穏やかに制御される。

 RZには「ダイレクト4」と呼ばれる最新制御も採用され、前後の駆動力配分とブレーキを最適に調節して車両の動きを安定させる。ボディは構造用接着剤の積極的な採用などによって剛性を高め、重い電池を床下に配置するため重心も低い。これらの相乗効果により、RZはステアリングの操舵角に応じて正確に反応する。ドライバーは車両との一体感を得やすく、この運転感覚はEVの特性であると同時に、レクサスブランドの目指すものでもある。さらに静粛性も優れることから、レクサスとEVは親和性が高いと言えるだろう。

 駆動用電池は総電力量が71.4kWhで、bZ4Xと同じ。一充電走行距離はWLTCモードで494㎞だ。充電の所要時間は200V/6kWの普通充電が約12時間、90‌kWの急速充電なら約40分で80%まで充電でき、家屋に電力を供給するV2Hにも対応している。

 レクサスらしく上質な車内は広く、RX以上の余裕がある。インパネ中央には14インチのタッチディスプレイが装着され、カーナビの地図や各種情報を表示できる。

 安全&運転支援システムはもちろん最新仕様だ。衝突被害軽減ブレーキは、右左折時の機能が向上し、直進する対向車や歩行者、自転車も検知するほか、ステアリングの回避操作支援も行う。また、一定条件下でのハンズフリードライブにも対応。高速道路の渋滞などで40㎞/h以下となった時、ステアリングから手を離しても運転支援が続く「アドバンストドライブ」が標準装着される。オプション設定される「アドバンストパーク」は、狭い場所に車庫入れする時など、降車して車外からスマートフォンを使って操作できる。

 現時点で設定されるグレードは450eバージョンL(880万円)とファーストエディション(940万円)だ。経済産業省による補助金の交付額は、バージョンLが85万円になる。

■e-TNGA

■Lexus Teammateアドバンストドライブ(渋滞時支援)

高速道路等の渋滞時にドライバーの視線などの条件を満たすとシステムが作動。

■Lexus Teammateアドバンストパーク(リモート機能付)

レクサスのコックピット思想「Tazuna Concept」も抜かりなく採用。広いグラスエリアと機能的なスイッチレイアウトにより、運転のしやすさも高い次元で追求している。

特別仕様車 “First Edition”

●価格:940万円

さらに上質な
特別仕立ての内外装を装備
 500台限定で特別仕様車のファーストエディションも用意される。ソニックカッパーなどの専用外装色がオプション設定され、20インチアルミホイールも専用タイプに。バージョンLにオプション設定されるパノラマルーフなど、39万円相当の装備も加え、シート表皮はウルトラスエードに上級化。価格は60万円高く、いわゆる買い得仕様ではないが、内外装の質感に魅力を感じるなら選ぶ価値がある。なお、補助金額はバージョンLは85万円、ファーストエディションは税抜き価格が840万円を超えるため68万円に減額される。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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