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更新日:2023.06.27 / 掲載日:2023.06.27
2代目登場で盛り上がるトヨタC-HR。初代との違いと中古車相場。
先日、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」がヨーロッパで世界初公開されました。C-HRの特徴であった先鋭的なデザインはさらに磨き上げられている一方、低燃費モデルへの需要に応えるラインナップを揃えるなど、初代モデルとの違いが明らかになっています。
では、C-HRはどのように進化したのでしょうか。初代モデルと比較しながら紹介します。
そもそもC-HRってどんなクルマ?
C-HRはトヨタが提案する新世代コンパクトクロスオーバーとして開発、2014年に最初のコンセプトモデルがパリモーターショーでお披露目されました。
スタイリングはダイヤモンドをモチーフとし、コンパクトでスピード感あるキャビン形状と、多面体のような精彩で彫りの深いボディ下部を組み合わせています。
また、フロントはトヨタマークを立体的に強調しつつダイナミックなアンダーグリルが際立った印象の“キーンルック”に仕立てられました。
それから2年後の2016年末には国内での販売をスタート。1.2Lガソリンターボ車と1.8Lハイブリッド車の2タイプを用意し、発売前のニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦で磨きを上げた走りも特長に加えられ、当時の発表で発売1か月後の受注台数が約48,000台を記録するなど華々しくデビューを飾りました。
同時期にヨーロッパでの販売もスタート。購入者の半数以上がスタイリングを購入理由に挙げるなど、その先進的なデザインが衝撃を与えたようです。
ここが変わったC-HR その1 デザイン
ヨーロッパで構想されたC-HRは、“道路を走るコンセプトカー”と称するほどのインパクトを持つ、大胆なデザイン変更を実施。
フロントマスクは従来のキーンルックから、新型プリウスなどにも採用されているハンマーヘッドをモチーフとした新デザインに変更されました。
サイドで大きく目を引くのは、新型C-HRでトヨタ車初導入となったフラッシュドアハンドル。ドアを開閉する時のみハンドルが飛び出る仕様で、サイドのボディラインをよりスッキリと見せる効果もあります。
初代モデルは、リアドアのハンドルをサイドウインドウのラインと一体化させたデザインを採用していました。
また、フロントからリアへ流れるようなキャラクターラインを施した初代に対し、新型は幾何学的な美しさを表現した面構成とし、こちらも大きな変更が加えられています。
ルーフからリアを包むように配色されたバイトーンカラーも、ダイナミックなデザインを強調しています。
ここが変わったC-HR その2 パワートレイン
新型C-HRは2種類のハイブリッドシステムと、2.0L プラグインハイブリッドシステムが新たに設定されています。
プラグインハイブリッド車のシステム出力は220馬力で、EV航続距離は暫定値で66kmとなっています。
一方のハイブリッドシステムは、初代同様の1.8Lと、新設定の2.0Lを用意。2.0Lは出力約200馬力となっており、力強い走りが期待できます。一方の1.8Lも、約140馬力とパワーアップが図られているようです。
日本仕様車の初代型で採用されていたガソリンエンジン車は、今回の欧州仕様車では採用されていません。
日本仕様車は7月下旬で生産終了!中古車はこれからが狙い目!?
今回の新型発表で盛り上がりを見せるC-HRですが、国内モデルは今年7月下旬での生産終了がアナウンス済み。現時点で新型車は「欧州のみで生産」と発表されており、日本での展開は明らかにされていません。
生産終了は寂しい限りですが、中古車市場はこれからが狙いどき。2023年5月時点での中古車価格帯は117.8~338.2万円で、中古車平均価格は215.7万円。2017~2018年式の物件が特に豊富となっています。
個性的なスタイリングと走りの良さで人気を獲得したC-HR。購入を検討されている方はぜひ、中古車も候補に加えてみてはいかがでしょうか。
トヨタ C-HRの中古車情報
平均価格:215.7万円
新車価格:229 ~ 315.5万円
総合評価:★★★☆☆ 3.6
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