車種別・最新情報
更新日:2023.06.28 / 掲載日:2023.06.28
新型アルファード/ヴェルファイアの謎!?PHEV車はどんなモデルに?

新型アルファード/ヴェルファイアが発売されて1週間。価格や装備、差別化されたキャラクターなど様々な観点で話題を呼んでいます。
そんな中、まだ明らかになっていないのがプラグインハイブリッド車(PHEV)の存在。今回の発表では「今後投入予定」としているのみで、詳しいスペックや具体的な発表時期などは明らかにされていません。
ミニバンは燃費が悩みとなりがちなだけに、長距離のEV走行ができるPHEVの登場は期待が高まります。
EV航続距離は80~90km?!ヒントはプラットフォームにあり

PHEVモデルのスペックを予測するうえで重要なカギとなるのが、今回の新型車に採用されている「GA-Kプラットフォーム」。プラットフォームとは、ボディや内装といったクルマの外から見える部分を除いた中身の部分のことで、自動車の土台となります。
このGA-Kプラットフォームは、ハリアーやRAV4、レクサス・RXなどPHEVを用意するモデルにも採用。さらに、これらのハイブリッド車はアルヴェルと同じ「2.5L 直列4気筒 直噴エンジン+ハイブリッドシステム」を使用していることから、アルヴェルのPHEVも共通の仕様となりそうです。
各モデルのEV航続距離は、RAV4が95km、ハリアーは93km、RXが86km。これらの数値を踏まえて考えると、アルヴェルのPHEVは80~90kmほどのEV航続距離になることが予想されます。
さらに、現在トヨタがラインナップするPHEVはすべて専用装備を施した最上位グレードに設定されていることから、アルヴェルにも専用の意匠をおごった仕様となるかもしれません。
トヨタ・レクサスはPHEVラインナップ増加中!
前述の通りアルヴェルのPHEV登場が控えているトヨタですが、このほかにもPHEVを用意する車種が豊富。レクサスブランドも含めると、国内メーカーで最も多くPHEVをラインナップしています。ほかにはどのような車種があるのでしょうか。
RAV4 Z

RAV4のプラグインハイブリッド搭載車は当初「RAV4 PHV」として販売されていましたが、2022年10月の一部改良と併せてRAV4の最上位グレード「Z」に設定されました。
トヨタがラインナップするPHEVの中でもアグレッシブさを前面に押し出したデザインが特徴です。
ハリアー Z

ハリアーのプラグインハイブリッド搭載車は、2022年9月に最上位グレードのモデルとして登場。システム出力は306PS、WLTCモード燃費は20.5km/L、EV走行距離は93kmです。
専用デザインのフロントグリル、専用ボディカラーのグレーメタリックを採用し、内装は金属メッシュ質感のダークレッドパイピングオーナメントを採用して上質感のある仕立てとなっています。
プリウス Z

2023年1月に発売し、今年上半期の話題をさらっていった新型プリウス。そのPHEVモデルは3月に登場しました。
223PSという高いシステム出力を持ち、EV航続距離は17インチタイヤ装着時で最大105kmを達成。スポーティな外観へとリニューアルを果たしつつ、従来の魅力であったエコ性能にも磨きをかけています。
RX450h+ “version L”

レクサスのグローバルコアモデルに位置付けされるRXは、2022年11月に5代目が登場。そのプラグインハイブリッド搭載車がRX450h+ “version L”です。
ハリアーよりも一回り大きなボディサイズで、2,850mmというホイールベースを活かした広い室内空間が魅力の一つ。レクサスブランドならではの洗練された内装もポイントです。
WLTCモード燃費18.8km/L、EV走行距離は86km。システム出力はハリアーやRAV4より高い309PSとなっています。
NX450h+

レクサス・NXは前述のRXと並ぶグローバルコアモデルで、ブランド初のPHEVモデルを設定した歴史を持ちます。
現行型のPHEVモデルであるNX450h+は、クラストップレベルのEV走行可能距離約90kmを実現。通常モデルのバージョンLに加えて高性能版のFスポーツを設定しています。
他メーカーのライバル車はあるのか?主要モデルをピックアップ
2023年6月現在、PHEVモデルを設定するミニバンは無く、アルヴェルのPHEV版が登場すればかなり独自性の高いモデルとなります。しかし、SUVではアルヴェルと同じ7人乗り仕様でPHEVモデルのある車種があります。
これらの車種はアルヴェルのライバル車となりうるのでしょうか。
アウトランダーPHEV(三菱)

国産車で7人乗り仕様のPHEVといえば、三菱・アウトランダーPHEV。現行型は3代目で、国内ではPHEV専用モデルとして展開されており、ボディサイズはアルヴェルより一回り小さな、全長4,710mm×全幅1,860mm×全高1,740mmです。
そんなアウトランダーPHEVは、WLTCモード燃費16.6km/L、EV走行距離87kmというスペック。アルヴェルの広さを取るか、アウトランダーの走破性を取るか、好対照のモデルと言えるでしょう。
グランドチェロキー4xe(ジープ)

アルヴェルに近いボディサイズで当てはまるのが、グランドチェロキー4xe。2022年10月より国内導入されたPHEVモデルで、全長4,900mm×全幅1,980mm×全高1,810mmという寸法。全長や全高は劣るものの、アルヴェルよりもワイドなサイズです。
こちらはオフロード性能に重点が置かれたモデルで、272PSという高い出力のため、WLTCモード燃費10.4km/L、EV走行距離53kmと前述のアウトランダーPHEVに比べると低めになっています。
MINIクロスオーバー(MINI)

輸入車の中でも高い人気を誇るMINI。その多様なラインナップの中で唯一PHEVモデルをラインナップするのがSUVタイプのクロスオーバーです。
1.5L 3気筒ターボエンジンにリヤモーターを組み合わせたクーパー SE ALL4は、EV走行距離53km、WLTCモード燃費14.8km/Lというスペック。
無二の個性を放つスタイルを楽しみたい一台です。
おわりに
今後発表が予定されているアルファード/ヴェルファイアのプラグインハイブリッド搭載車について、予想されるスペックやライバル候補となるモデルを取り上げました。いかがでしたでしょうか。
詳しい期日は明らかにされていませんが、最新情報を入手次第、グーネットマガジンでも随時取り上げていきたいと思いますので、ご注目ください!

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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