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更新日:2023.08.25 / 掲載日:2023.08.03
ランドクルーザーは何が変わった?名前だけじゃない進化のポイント
日本をはじめ、世界約170の国と地域で親しまれるランドクルーザー。そのライトデューティーモデルであるランドクルーザープラドが「ランドクルーザー250」としてフルモデルチェンジします。
8月2日の発表会では“原点回帰”というフレーズを使いつつ、その進化が主張されました。
今回は、“プラド”から“250”となってどのような点が変わるのか、両モデルを比較してみました!
【エクステリア】ボディサイズはアップと思いきや…。デザインはレトロモダンなスタイルに一新
現行型ランドクルーザー(300シリーズ)と同じGA-Fプラットフォームを採用したランクル250。プラドと比べると、一回り大きなパッケージとなりました。
【ランドクルーザープラド(150系)】
全長 4,825mm、全幅 1,885mm、全高 1,850mm
ホイールベース 2,790mm
【ランドクルーザー250(プロトタイプ)】
全長 4,925mm、全幅 1,980mm、全高 1,870mm
ホイールベース 2,850mm
それぞれ全長100mm、全幅95mm、全高20mm、ホイールベース60mmアップしています。
ところが、この全幅はドアミラーを含めていない数値とのこと。ということで、ドアミラーを含めたサイズを見てみると2,115mmとなっており、プラドと比較すると65mm減となっています。
外装は全く別のモデルと思ってしまうほどに様変わり。
高級感を前面に押し出していたプラドに対し、ランクル250は水平基調のデザインで、機能美を追求した姿に。無骨な感じがかえって頼もしく思えるような印象です。
ランクル250のヘッドライトは、レトロな雰囲気を醸し出す丸目ライトと、現代的ながらスクエアなボディとマッチした角型3連ライトの2種類が公開されました。
【インテリア】機能性を追求したリアルオフローダー路線にシフト
内装も高級・豪華な雰囲気から、リアルオフローダーらしい機能性を追求したデザインにシフト。
プラドで採用されていた金属調加飾は抑えられ、シンプルな質感となっています。
また、水平基調のインストルメントパネルを採用してスッキリとした視界を確保しているのも印象的です。
ラゲージ容量については、2列乗車時でプラドが398Lだったのに対し、ランクル250は408Lにアップしています。
【パワートレイン】日本での使いやすさを重視したチョイス
ランクル250は、ランドクルーザー初のハイブリッドシステムを含めた5種類のパワートレインが用意され、仕向けエリア別に数種類が設定されるという仕様に。
日本市場には、2.8L 直4ディーゼルターボエンジンと、2.7L 直4ガソリンエンジンの2種類を設定。数値上で見た限り、プラドと同じものと思われます。
ただし、プラドのトランスミッションはディーゼル/ガソリンともに6速AT(6 Super-ECT)が採用されていましたが、ランクル250のディーゼルエンジンには新たに8速ATが組み合わされます。これにより、燃費性能の向上が期待できます。
ランドクルーザープラド パワートレインラインナップ
■2.8L ディーゼルターボエンジン
型式:1GD-FTV
最高出力:150kW(204PS)/3,000-3,400rpm
最大トルク:500N・m/1,600-2,800rpm
トランスミッション:6速AT(6 Super-ECT)
■2.7L ガソリンエンジン
型式:2TR-FE
最高出力:120kW(163PS)/5,200rpm
最大トルク:246N・m/3,900rpm
トランスミッション:6速AT(6 Super-ECT)
ランドクルーザー250 パワートレインラインナップ
※日本仕様のみ
■2.8L ディーゼルターボエンジン
型式:1GD-FTV
最高出力:150kW(204PS)
最大トルク:500N・m
トランスミッション:8速AT(Direct Shift-8AT)
■2.7L ガソリンエンジン
型式:2TR-FE
最高出力:120kW(163PS)
最大トルク:246N・m
トランスミッション:6速AT(6 Super-ECT)
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