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更新日:2023.11.27 / 掲載日:2023.11.27
ポルシェ 新型「パナメーラ」発表 エンジンを全面改良 最高出力680PS
ポルシェジャパンは11月24日、スポーツラグジュアリーセダン「パナメーラ」の第3世代となる新型「パナメーラ」「パナメーラ4」の予約受注を、全国のポルシェ正規販売店にて開始した。
メーカー希望小売価格はパナメーラが14,240,000円、パナメーラ4は14,790,000円(すべて消費税込)。
エンジンを全面改良 Eハイブリッドパワートレインのシステム出力680PSを発揮
Eハイブリッドパワートレインは、根本から改良された4リッターV8ターボエンジンを採用。新開発の電気モーターの出力140kW(190PS)と合わせるとシステム出力は500kW(680PS)になり、システムトルクは930Nmに達する。
総合的に設計を見直した8速PDKデュアルクラッチトランスミッションのハウジングに電気モーターを組み込み、独立したEモーターハウジングを廃止することで約5kgの軽量化を実現。また、トランスミッションのオイル回路にユニットを組み込むことで電動ユニットのヒートバランスが最適化され、電気モーターからより高い出力を得ることができるという。
パナメーラ ターボ Eハイブリッドは、0-100km/h加速が3.2秒、最高速度は315km/hのパフォーマンスを発揮。容量25.9kWhのバッテリーを搭載し、WLTP複合サイクルでは91km、市街地サイクルでは83~93 kmの電気走行を実現した。
今回はパナメーラと同時に、全輪駆動のパナメーラ4も発売。2.9リッターのV6ターボエンジンは、ブースト圧、燃料噴射流量、点火時期の変更によりパフォーマンスが最適化された。
これにより、最高出力は260kW(353PS)、最大トルクは500Nmとなり、先代モデルよりも出力が17kW(23PS)、トルクが50Nm向上。0-100km/h加速は5.1秒に短縮、最高速度は272km/hに向上し、4.8秒で270km/hに達するという。
快適性とダイナミクスを向上させる最新のサスペンションシステム
足回りには、ポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)を備える2チャンバー、2バルブ技術のエアサスペンションを標準装備。
路面の損傷や横方向に伸びる路面の継ぎ目による衝撃を大幅に緩和すると同時に、ダイナミックな走行状況での車体の安定性を確保する。オプションの全輪ステアリングを利用すれば、ハンドリング性はさらに向上するとしている。
内外装デザインを刷新 ラグジュアリーかつスポーティに
新型パナメーラは、シリーズの特徴的なラインやプロポーションを継承。ボディサイズは全長5,052mm×全幅1,937mm×高さ1,423mm、根本から刷新されたエクステリアは、スポーツセダンにさらに表情豊かでスポーティな印象を与える。
フロントのナンバープレート上部にはエアインテークを追加し、駆動システムに必要な空気が補われるようになった。サイドビューのウィンドウラインは一新され、4ドアスポーツカーのセダンらしさを強調する。リヤウィンドウの外縁はボディの輪郭と面一になっており、車体後部の調和のとれたラインを生み出している。
ドライバーを中心に考えて根本からデザインが見直されたというインテリアは、新型カイエンで導入された「ポルシェドライバーエクスペリエンス」を採用。
デジタル操作要素とアナログ操作要素の理想的なバランスを特長としており、ドライビングに不可欠な入力要素と出力要素をドライバーの軸線上に配置。ギアセレクターレバーは、ステアリングホイールの左側に設置し、各ドライビングプログラムのモードスイッチや、アシスタンスコントロールストークにも直接アクセスすることができる。
ターボモデルは後日発表予定
ポルシェのパフォーマンスフラッグシップとして特別に位置付けられる“ターボ”の名を冠した「パナメーラターボEハイブリッド」は、後日導入される。予約受注開始日および価格は決まり次第アナウンス予定としている。
メーカー希望小売価格
車種 | トランスミッション | ハンドル | 価格(消費税込) |
パナメーラ | 8速PDK | 右 | 14,240,000円 |
パナメーラ4 | 8速PDK | 右 | 14,790,000円 |
ポルシェ 公式HP:
https://www.porsche.com/japan/jp/
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