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更新日:2024.03.01 / 掲載日:2023.11.30

新型N-BOXの進化度チェック!《キャビン&ユーティリティ》

HONDA 新型N-BOX 公道試乗&新旧比較

《日本一売れるクルマの進化度チェック》

国内販売台数トップに君臨する大ベストセラーがフルモデルチェンジを敢行し、3代目となった。モデル末期の販売低迷から起死回生……などではなく、販売トップのままで新型への切り替えとなる。大人気モデルはどこを守ってどこを変えたのか、リアルワールドで判定だ!

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

HONDA 新型N-BOX

 従来型の2代目が大ヒットとなった軽スーパーハイトワゴン。使い勝手と走行性能を刷新し、最新の先進安全&運転支援機能を標準装備して登場するや、一気にトップセールスを記録。10月の新型登場直前、9月の販売台数も国内No.1という怪物だ。3代目となる新型はデザインを見直すとともにコネクト機能をはじめとする最新アイテムを採用した。

《新型N-BOX新旧比較 インテリア》

使い勝手はそのままに
コックピットが新造形に

 余裕のある室内高を居住性や積載性に活かすなら高めの座面高設定が一般的。ただし、高くしすぎると小柄なドライバーの乗降性が低下する。N-BOXは初代からやや高めの座面高設定を採用。もちろん小柄ドライバーにも使いやすい範囲ではあるが、どちらかといえば男性ドライバーやスペース効率を優先した設定と言える。
 スペース効率のよさでは座面高設定以上に大きな効果をもたらしているのがセンタータンクレイアウト。居住空間拡大の恩恵は少ないが、荷室床面の低床化に有効。さらにチップアップとダイブダウンの2通りの格納が可能な後席と相まって、日常用途とレジャー用途を高水準で両立させた積載性は大きな見所である。
 もっとも、居住性も積載性も基本的には従来型と大差ない。新型で様変わりしたのはインパネ周りだ。輪外配置式メーターを廃止し、一般的な舵輪奧配置となった。これに伴い運転席前面小物入れもなくなったが、助手席前面を棚状として小物収納性を高めている。
 インパネ周りの雰囲気はパッドPCを置いた小さな作業机的であり、エコとITのふたつを合わせたような時代感。外観の印象にもよく似合っていた。

《標準系》

《カスタム》

センタータンクレイアウトにより、後席を跳ね上げて積載空間とすることも可能。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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