マクラーレン 新型「GTS」発表！最高出力635PSがもたらす衝撃のパフォーマンスとは

　マクラーレンは現地時間の12月19日、新型スーパーカー「GTS」を発表した。

　同モデルは2024年よりデリバリー予定で、オーダー受付を開始している。

クラス最軽量ボディと出力15PSアップのエンジンがもたらすドライビング・ダイナミクス

　新型「GTS」は、2019年に誕生したスーパーカー「GT」の後継モデル。カーボン・ファイバー製モノコック・シャシーの「モノセルII-T」を採用し、ミッド・エンジンのマクラーレン・スーパーカーに求められる強度、超軽量構造、剛性を実現。

　加えて、標準のコンポジット製ルーフに再生カーボン・ファイバーを使用、そのほかの構造部に多くの軽量化ソリューションを施し、クラス最軽量のDIN重量1,520kgを実現した。パワーウェイトレシオはセグメントトップの418PS/tとしている。

　パワートレインの4.0リッターM840TE型V8ツインターボ・エンジンは最高出力が15PS引き上げられ、7,500rpmで635PSを発揮。ローンチコントロール機能を稼働させることにより、0-100km/h（0-62mph）加速3.2秒、0-200km/h（0-124mph）加速8.9秒を達成、最高速度は326km/h（203mph）に達する。

　これに7速SSGトランスミッションを組み合わせ、3つのドライブモードを選択可能。滑らかでシームレスかつ素早い変速を可能とするデフォルトのコンフォート・モード。アグレッシブな変速を実現するスポーツ・モード。そしてギアボックスのパフォーマンスを最大化しつつ、シフト間のトルク・ロスを最小限に抑えてより高いパフォーマンスを発揮するトラック・モードが用意される。

　どのドライビングモードにおいても、ステアリング・ホイールに装着するシフトパドルを使って、マニュアルでのギアチェンジを可能としている。

GTのエレガントなラインを継承しつつ、より主張の強いデザインに

　エクステリアデザインは、GTが持つエレガントなラインをベースとして引き継ぎつつ、より主張の強いデザインに。特徴的な「ハンマーヘッド」のフロント・バンパーのスタイリングを刷新し、エア・インテークも新しいフォルムに変更された。インテークの幅を拡大したことで、ラジエーターに送り込む空気の量も増大しているという。リア・フェンダーにおいても、車両の肩にあたる部分のエア・スクープを新たに採用した。

　また、巨大なリア・ディフューザーとデュアル・エグゾーストを備え、力強いビジュアルとフォルムを強調。なお、デュアル・エグゾーストはオプション・パッケージ「スポーツ・エグゾースト」システムの一部となっている。

　広々としたガラスのテールゲートや、ガラス張りのCピラー、大型のリア・クォーターウィンドウを採用し、後方視界を確保。前方の視界も良好な広さで、都心部の環境でも快適な走行が可能としている。

高いパフォーマンス・レベルと洗練されたラグジュアリーな空間を融合したインテリア

　インテリアは、長距離ドライブでも快適に過ごせるラグジュアリーさと、優れたダイナミック・パフォーマンスをドライバーが最大限に活用できる機能性を両立した。

　各部に厳選した素材を採用し、ステアリング・ホイールのシフトパドルや、グロスブラックのインフォテインメント・スクリーン・サラウンド、センター・コンソールのギア・セレクター、エア・ベント、ウィンドウ・スイッチなどを、精密な研磨加工やローレット加工を施したアルミニウム仕立てに。シートはナッパ・レザーを標準仕様とした。

　シートについては「パフォーマンス」と「テックラックス」というインテリア・スキームが新たに選択可能となっており、スポーティな「パフォーマンス」ではソフトグレイン・アニリンレザーとアルカンターラのコンビネーションに、エレガンスが際立つ「テックラックス」ではソフトグレイン・アニリンレザーが用いられる。

主要諸元

マクラーレン 公式HP：
https://cars.mclaren.com/jp-ja

【あわせて読みたい】

マクラーレン 「トリプルクラウン」の功績を凝縮！記念モデル「3-7-59」公開

モータースポーツファン必見！マクラーレンが「トリプルクラウン」の功績をオマージュした「750S」の限定仕様車「3-7-59」を初公開！

www.goo-net.com

2023.11.14

【マクラーレン 750S】主力モデルが大幅アップデートを受けて日本上陸

文と写真●大音安弘　マクラーレン オートモティブアジアは、2023年8月2日、マクラーレン最新モデル「マクラーレン750S」を日本初披露した。750Sは720Sのビッグマイナーチェンジモデル　会場となった東...

www.goo-net.com

2023.08.03