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更新日:2024.01.24 / 掲載日:2024.01.15

「オーラ」はどうなる? 新型ノートがイメージ一新!

2020年にデビューした現行ノートは、第2世代「e-POWER」がもたらす滑らかで力強い加速や快適な乗り心地、優れた静粛性で、高い評価を得ているコンパクトカー。これまで好調なセールスを記録し続けているベストセラーモデルでもある。今回実施される初のマイナーチェンジでどのような進化を見せるのだろうか?

●本文:川島 茂夫 ●写真:日産自動車(株)

NISSAN 新型ノート

人気コンパクトがビッグマイナーチェンジフロントイメージを一新!

和のテイストを内外装に注入
より個性際立つコンパクトへ

 新世代e-POWERを武器に大躍進を遂げた現行ノートが初のマイナーチェンジを行った。改良内容としては内外装の変更、つまりフェイスリフトが中心であり、公式発表では走行性能に大きく関わる部分の変更は記されていない。
 初代ノートe-POWERは先に登場しているBEVのリーフの電動技術から派生したシリーズ式ハイブリッドシステムを搭載し、二代目ノートのバリエーションとして誕生した。その跡を継いだ現行モデルはe-POWER専用モデルとなり、さらに車格感も高めることで、独自のポジションを確立。いまや誰しもが認める日産を代表するモデルに成長を遂げている。
 注目のフェイスリフトは、従来の精悍な顔つきから、「和」のテイストを盛り込んだデザインを注入。日産のファミリーフェイスとなる”Vモーション”を強調するとともに、幾何学的なデジタル感、SF的な雰囲気漂うイメージに仕上げている。ヘッドライトはLEDタイプを標準採用するが、OPでアダプティブ仕様に変更することも可能。自動ハイ/ロー切替やオートレベライザーの機能を備えるほか、ランプグラフィックも変更され、デジタル感も強化されている。
 エクステリアのもうひとつの要点になるのが、新デザインのホイールキャップ。組木細工を思わせる幾何学模様を採用し、新型モデルの個性を主張している。なお、OPで選べるアルミホイールは、従来デザインを継承。足元のグレードアップを考えているユーザーには悩ましい選択だ。
 インテリアは、助手席前面のインパネ加飾とシート地がメインとなり、インパネには水引をモチーフとしたデザインを、シート地にはストライプを施すことで落ち着きのある車格感を演出している。
 機能面はグローブボックスの容量を拡大すると共に、収納スペースを上下に仕切り、取説書やボックスティッシュなどの収納性を向上。また、インテリジェントキーには近接時アンロック/降車時オートロック機能を追加して利便性を高めている。
 車両価格は前の価格改訂時からFFモデルが5万円弱、4WDモデルが7万円程度の上昇となった。FFと4WDの価格差が28万円強に拡大したが、50‌kWの後輪駆動用モーターを備える4WDモデルは、巧みな前後の駆動力配分がもたらす、乗り心地や操安性の向上に見合った内容を持つ。性能と走りの伸び代を考えれば十分に買い得。若干価格が上がっても、4WDモデルがノートのベストバイになることは変わらないはずだ。

フロントグリルに新時代のデジタルVモーションを採用したほか、フロント&リヤバンパーをボディカラーと同色にし、車両全体の統一感を強化している。
これまではオプション設定だった四眼タイプのLEDヘッドライトは全グレードに標準装備となった。
日本の伝統的な幾何学模様をあしらうことで、立体感と和モダンを演出した、新デザインの16インチホイールカバーを設定。

上級仕様「ノート オーラ」はどうなる?

ノート オーラ

今回マイナーチェンジをアナウンスしたのはノートだけで、現時点では上級グレードに相当する「ノート オーラ」は含まれていない。12月18日現在も受注も受け付けており、しばらく継続販売されるようだ。ただ、ノートと同規模の改良が実施されるのはまず間違いないため、“最新仕様”にこだわりたいならば、様子見という選択肢も検討したい。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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