車種別・最新情報
更新日:2024.07.31 / 掲載日:2024.07.31

ホンダ・フィット「ここがピカイチ!」

今回は新車購入に際して「コレを選べば間違いない!」とオススメできるモデルを“鉄板モデル”としてセレクト。いずれも弱点が少なく平均点の高いモデルが揃う車種について、平均点を超える“ピカイチ”な部分にフォーカスしてその魅力を紹介していこう。

●文:渡辺陽一郎

HONDA フィット (コンパクトカー)

●価格:16555002748900
●発表年月:’20年2月(’23年6月)

1.5ℓガソリン FF/4WD】【1.5ℓハイブリッド FF/4WD

ファミリーも満足できる優良コンパクトカー

フィットはコンパクトカーの主力車種だ。ボディサイズは全長が4m前後とコンパクトで、SUV風のクロスターを除くと、全車が5ナンバーサイズに収まる。全高は、2WDの売れ筋グレードは1550㎜以下だから、立体駐車場も使いやすい。さらに外観は水平基調のデザインで、インパネの上面も平らに仕上げ、ピラーの太さも工夫した。従って前後左右ともに視界が良い。最小回転半径も4・9〜5・2mに収まって小回りの利きも良く、混雑した街中での使い勝手を向上させた。 

パワーユニットは直列4気筒1・5ℓのノーマルガソリンエンジンと、ハイブリッドのe:HEVだ。最近は直列3気筒エンジンも増えたが、フィットは4気筒で排気量も1・5ℓと余裕があるから、ノーマルエンジンでもパワー不足や粗いエンジン音が響きにくい。さらにe:HEVは、基本的にエンジンが発電を行って、駆動はモーターが受け持つ。モーターは反応が機敏だから、アクセル操作に忠実に反応して運転しやすい。運転感覚は特にスポーティではないが、後輪の接地性が高く、直進安定性も良好だ。幅広いユーザーにとって、安全で扱いやすいクルマに仕上げた。

《ココがピカイチ》居住性と荷物の積載性はミドルサイズ並み

フィットは全長を4m前後に抑えたコンパクトカーで、全高も立体駐車場を使いやすい高さだが、車内は意外に広い。身長170㎝の大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシ2つ半の余裕がある。これはインプレッサと同等でミドルサイズカーに近い。

またフィットは燃料タンクを前席の下に搭載するから、荷室の床が低い。後席をコンパクトに格納すると、ボックス状の広い空間に変更できる。後席の座面を持ち上げると、後席側のドアを使って、車内の中央に背の高い荷物を積むことも可能だ。

ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用。前席の下に燃料タンクを配置し、後席から荷室にかけての積載性&アレンジ性を高めた。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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