車種別・最新情報
更新日:2024.08.29 / 掲載日:2024.08.29

アルファードの《マスト装備》《買い得グレード》教えます!

SUVブームが定番化して久しいが、今なおファミリーカーの王道と言えるのがミニバンだ。子育てファミリーならなおさら、人生の一時期において最も使い勝手のいい車型であることは間違いない。今回は車種ごとに必須アイテムや買い得グレードに着目し、クルマ購入の達人・渡辺陽一郎が徹底解説!

●文:渡辺陽一郎

人気ミニバン買い得指南

これは外せない! マストアイテム

狙い目! オススメはコレ! 買い得グレード

TOYOTA アルファード

●価格:540万〜872万円●発表年月(最新改良):’23年6月(未実施)

パワートレーン 2.5ℓ 〈FF/4WD〉2.5ℓハイブリッド 〈FF/4WD〉

堂々たる体躯と豪勢なキャビンで安楽に移動

上級ミニバンの人気車種で、全長は4995㎜と長く、全幅も1850㎜とワイドで、全高は1935㎜に達する。ボディが大柄で、フロントマスクも派手だから、存在感が抜群に強い。政治家などがアルファードを使う様子が報道されたこともあり、高級車として認知されて人気を一層高めた。

内装ではインパネなどを豪華に造り込んだ。ここがトヨタの巧みなクルマ造りで、ノア&ヴォクシーのユーザーがアルファードを試乗すると、世界観の違いを明確に実感できる。上級移行に誘い込む巧みな演出は、かつてのカローラ/コロナ/マークⅡ/クラウンというエスカレーター方式の乗り替え戦術と基本的に同じだ。

居住性も快適で、1/2列目シートは長時間の乗車にも適する。3列目は格納性を重視したから、床と座面の間隔が不足して、足を前方へ投げ出す座り方になる。それでも頭上と足元の空間が広いため、窮屈には感じない。座り心地も先代型に比べると向上した。

乗り心地も優れ、特に2列目シートでは、極上の移動を満喫できる。そのために価格が500万円を超える高価格車なのに、’24年1〜6月の小型/普通車販売ランキングでは上位に食い込んだ。

包まれ感のあるコックピットを高級感のある素材や仕上げでサルーン的な趣きに仕立てている。大型のセンターディスプレイやメーター表示など、先進感の演出も上々だ。
全席でくつろぎを味わえる設計だが、特に2列目は快適性が高い。3列目は先代型より快適になったものの、2列目ほどではない。

マストアイテム

2.5ℓハイブリッド[全グレードに設定]

ガソリンエンジンでも十分だが余裕が違う

パワーユニットは、直列4気筒2.5ℓのノーマルガソリンエンジンと、2.5ℓのハイブリッドだ。実用的にはノーマルガソリンエンジンでも十分だが、ハイブリッドはモーター駆動の併用によって動力性能に余裕があり、加速も滑らかだ。ノイズも小さい。このようにハイブリッドは、低燃費に加えて走りも上質に表現するため、アルファードのマストアイテムだ。

上級ミニバンのキングたるアルファードらしい動力性能と乗り心地を得るにはハイブリッド車を選ぶのがベストな選択だ。

買い得グレード

ハイブリッドZ(FF) ●価格:620万円

運転手付きの用途以外なら「Z」で十分だ

アルファードのハイブリッドを搭載するグレードには、エグゼクティブラウンジとZがある。前者は後席にオーナーが座ることを考慮したグレードで、価格は2WDでも850万円に達する。その点でハイブリッドZであれば、十分に豪華なエグゼクティブパワーシート、10個のスピーカーを備えたオーディオなども標準装着されて、価格は620万円だ。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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