車種別・最新情報
更新日:2024.09.01 / 掲載日:2024.08.31

オデッセイの《マスト装備》《買い得グレード》教えます!

SUVブームが定番化して久しいが、今なおファミリーカーの王道と言えるのがミニバンだ。子育てファミリーならなおさら、人生の一時期において最も使い勝手のいい車型であることは間違いない。今回は車種ごとに必須アイテムや買い得グレードに着目し、クルマ購入の達人・渡辺陽一郎が徹底解説!

●文:渡辺陽一郎

HONDA オデッセイ

●価格:4804005164500円●発表年月(最新改良):’13年10月(’23年12月)

パワートレーン 2ℓハイブリッド〈FF/4WD〉

今や国内唯一となったワゴン型ミニバン

最近のホンダは、シビック、CR‐Vという具合に、車種の廃止と復活を行うことが多い。オデッセイも同様で、狭山工場の閉鎖に伴って一度廃止した後、中国製を輸入することで復活した。日本で生産していた時に比べると、グレードが減り、今は直列4気筒2ℓエンジンをベースにしたハイブリッドのe:HEVのみを搭載している。

車両のデザインや各種のメカニズムは、国内で生産していた時と基本的に共通だ。ボディサイズは、全長が4860㎜、全幅は1820㎜のLサイズミニバンだが、全高は1695㎜だからアルファードに比べて240㎜低い。独自の低床設計により、必要な室内高を確保しながら、天井は低く抑えた。そのために重心も下がり、ワイドな全幅の相乗効果もあり、走行安定性はミニバンというよりもワゴンに近い。峠道を走ったり、高速道路の横風にあおられた時でも、ボディが左右に振られにくい。長距離を安心して移動したいユーザーに適する。

また3列目は床下格納だから、スッキリと広い荷室に変更され、なおかつ座り心地も快適だ。外観はスポーティな印象で、広々感は重視されないが、ミニバンとしての実用性は意外に高い。

ボタン式ATセレクターによりインパネがスッキリ。Honda CONNECT対応の11.4インチまたは9インチのナビゲーションシステムがディーラーオプションとして提供される。
頭上空間は1BOX型には及ばないが、大柄なボディサイズの恩恵もあってゆったりした居心地のいいキャビンを得ている。

マストアイテム

本革シート&インテリア [「EX」に標準

廉価グレードがないため本革内装で豪華に

日本メーカー車でも輸入車に変わると、受発注をシンプルにする必要があり、グレードや生産ラインで装着するメーカーオプションの種類を減らす。そのためにオデッセイも、現在は上級グレードのみの設定とした。もはや買い得度は狙っていない。そこで上級志向の本革シート&インテリア、センターコンソールボックスなどをマストアイテムとする。

本革巻ステアリングは全車標準で、本革インテリアは「EX」以上のみの装備となる。その他の装備内容もEXが格上だ。

買い得グレード

e:HEV アブソルート-EX ●価格:500600

価格差以上の装備が装着される狙い目仕様

上級のマストアイテムを標準装着した買い得グレードは、e:HEV アブソルート-EXだ。e:HEV アブソルートに、本革シート&インテリア、運転席大型アームレスト、センターコンソールボックス、電動リヤゲート、18インチアルミホイールなど30万円相当の装備を加えて、価格アップは20万200円に抑えた。数年後の売却時にも有利なグレードだ。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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