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更新日:2024.10.11 / 掲載日:2024.10.11
三菱「アウトランダーPHEV」大幅改良!EV航続距離が100km超に進化、内外装も質感UP
三菱は10月9日、クロスオーバーSUV「アウトランダー」のPHEVモデル「アウトランダーPHEV」を大幅改良し、10月31日(木)から全国の系列販売会社で販売を開始すると発表した。メーカー希望小売価格は、5,263,500円(消費税込)から。

「アウトランダーPHEV」は、電動化技術と四輪制御技術の粋を集め、「威風堂堂」をコンセプトとした三菱のフラッグシップモデル。力強く存在感のある外観デザインとPHEVシステムを含めた動力性能、ツインモーター4WDと四輪制御技術「S-AWC」からなる高い操縦安定性、3列7人乗りシートの採用による使い勝手の良さが高く評価されている。今回、評価される部分をキープコンセプトとしながら、「洗練」と「上質」を重点項目とし大幅に改良が行われた。

バッテリーでは、搭載されているリチウムイオンバッテリーを刷新。容量を約10%増の22.7kWhとし、EV航続距離を「M」グレードで従来の87kmから106km、その他グレードは83kmから102km(それぞれWLTCモード)と約20km伸長した。
さらに、PHEVシステムでは、最高出力を約20%向上。スムースで力強い加速を持続し、エンジン始動頻度が低減することで、より静かで気持ちの良いEVらしいドライブを実現。また、アクセル操作時のモータートルク特性をマイルドにすることで、車両挙動を安定させ快適性の向上を図った。

今回新たに、走行速度やエンジンなどの状況に応じて自動的に開閉するグリルシャッターをフロントバンパーグリル内に採用。そのほか、床下アンダーカバーやリヤバンパーの形状を見直すことで空力性能が向上したのに加え、走行抵抗の低減やPHEVシステムなどの効率化により、ハイブリッド燃料消費率を向上している。
乗り心地を向上させるため、サスペンションチューニングを見直すとともに新開発タイヤを採用。電動パワーステアリングのアシスト力の最適化と、出力の向上によるS-AWC制御の見直しにより、旋回中の安定性が向上し、上質な乗り心地とより安心感の高い操縦安定性を両立している。

エクステリアは、ロントアッパーグリルをスムースな造形にして質感を向上。フロントとリヤのスキッドプレートは、立体的なデザインへの変更に加え、カラーにチタニウムグレーを採用した。
また、リヤコンビネーションランプをスモークタイプとし、Tシェイプのテールランプを際立たせるとともに、ターンランプ、バックランプをLED化。アルミホイール(20インチ、18インチ)は、より上質感と力強さを表現した新デザインへと変更することで、力強く存在感のあるデザインをさらに強調している。
ボディカラーでは、人気のソリッド色調グレーに光の当たり方でブルーのハイライトが映る特別なカラー「ムーンストーングレーメタリック」を新たに採用した。

インテリアでは、最上級仕様のセミアニリンレザーシートのデザインを変更するとともに、シートやインストメントパネルなどに新色の「ブリックブラウン」を採用し、モダンでラグジュアリーな落ち着きのある室内空間に仕立てた。
スマートフォン連携ナビゲーションでは、モニターサイズを従来の9インチから12.3インチに大型化。さらに、コネクティッド機能の機能拡充により、ナビゲーション上でPlaces APIや、ストリートビュー、航空写真ビューを見ることが可能となった。
また、運転席、助手席には、体とシート間の熱こもりを防ぎ快適なドライブを提供するシートベンチレーションや、常に優れた後方視界を提供するデジタルルームミラー(フレームレス)などを採用し、利便性と快適性を高めている。

オーディオでは、ヤマハと三菱自動車が「アウトランダーPHEV」専用に共同で開発したオーディオシステムを搭載。最上級グレードの「P Executive Package」には、12個のスピーカーとデュアルアンプを搭載し、車速に応じて音量や音質の自動調整、さらに、ロードノイズの影響を低減するサウンド補正機能により、あらゆる走行条件でも常に最高の音楽体験を提供する「Dynamic Sound Yamaha Ultimate(ダイナミック サウンド ヤマハ アルティメット)」を搭載している。
また、「P」「G」「M」グレードに搭載される「Dynamic Sound Yamaha Premium(ダイナミック サウンド ヤマハ プレミアム)」では、ウーファーの同軸上にツイーターを配置したコアキシャルスピーカーをリヤに採用して計8個のスピーカーを搭載し、高音から低音まで幅広い音域表現を実現する。
グレードは、新たに最上級グレード「P Executive Package」が追加され、「P」「G」「M」と合わせ4グレードを展開。来年春には欧州市場、その後には豪州・ニュージーランド、北米などへ順次投入が予定されている。
車両諸元&メーカー希望小売価格
全長×全幅×全高(mm):4,720×1,860×1,745~1,750
ホイールベース(mm):2,705
車両重量(kg):2,070~2,180
グレード | エンジン | 駆動方式 | 車両本体価格 | |
M | 5人乗り |
2.4L MIVEC
DOHC 16バルブ 4気筒 |
ツインモーター4WD
|
5,263,500円 |
G
|
5人乗り | 5,879,500円 | ||
7人乗り | 5,970,800円 | |||
P
|
5人乗り | 6,314,000円 | ||
7人乗り | 6,405,300円 | |||
P
Executive Package |
5人乗り | 6,594,500円 | ||
7人乗り | 6,685,800円 |
新型「アウトランダーPHEV」スペシャルサイト:
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/special/index.html
三菱 公式HP:
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/
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