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更新日:2024.11.12 / 掲載日:2024.11.12
新型アウトランダー《先取り&深掘りガイド》(後編)
《2025年の主役たちが勢揃い》期待の新型モデル先取り&深掘りガイド
2024年も残すところあと2か月となったが、すでに新車界隈は来年2025年に活躍しそうな新型モデルが注目されている。ぶっちゃけてしまうと、今年よりも来年の方が当たり年! ここではこの先に注目して欲しいクルマたちを紹介しよう。
大幅改良でプレミアムの本質を徹底追求
プラグイン・ハイブリッドやS-AWCといったミツビシ自慢の電動技術と4WD技術をフルに投入するアウトランダー。今回の大改良ではプレミアムの魅力を大幅に高めることで、最上級モデルにふさわしい高級感や快適性が向上している。その進化ぶり、ぜひご覧あれ!
●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之
MITSUBISHI アウトランダー(PHEV)
素材や加飾の向上に加えサウンドシステムも大幅進化
車内に乗り込むと、そんなプレミアムという思いは一層強まる。外観同様にゴージャスなタイプで、高級ラウンジを思わせる雰囲気があり、ショーファードリブン用途で購入するユーザーがいても不思議ではないレベル。
室内装備の要点となるAVシステムもグレードアップ。全グレードに12・3インチディスプレイを採用し、ナビにはスマートフォン連携型を採用。そして注目はオーディオシステムだ。従来型はプレミアムオーディオとしてボーズを採用していたが、新型は全グレードにヤマハと共同開発したサウンドシステムが装備される。さらに上級システムとして、12スピーカー/デュアルアンプを備えたダイナミックサウンド・ヤマハ・アルティメイトも用意されている。アコースティック楽器が持つ音の魅力にこだわってきたヤマハのオーディオシステムは、新型のセールスポイントのひとつとなっている。
グレード展開では新たな最上級グレードとしたPエクスクルーシブパッケージを設定。M/G/Pとともに4グレード構成となった。シート仕様は従来型ではGのみが、5名2列仕様と7名3列仕様の選択が可能だったが、新型ではベーシックのMが2列仕様に限定される以外は、2列/3列シートが設定されている。3列シート仕様は2列シート仕様の9万1300円高で、従来型と変わっていない。
装備や性能の向上もあって、価格は従来型と比べると、Mが約27万円、GとPは約38万円ほど高くなっているが、ミドルSUVクラスで最上級のプレミアムを求めるなら納得できる設定。ミツビシ車の頂点に君臨することを強く意識させてくれるモデルとなった。
音響メーカー「ヤマハ」と強力タッグで生まれた新サウンドシステムの実力は?
ヤマハは、今回の車載オーディシステムについて「楽器メーカーとしての音づくり」「音楽の生まれた空間を再現」「あなたの車が奏でる理想の音」の三題を開発理念として掲げている。12スピーカー仕様を視聴してみたところ、楽器や声など各パートの輪郭がはっきりしたイメージで、臨場感のある音に聞こえたことが印象的だった。
渡辺陽一郎が教える新型アウトランダー最新購入情報
アウトランダーのサードシートは荷室に装着された補助席タイプ。それでいて価格は9万1300円と高いから慎重に選びたい。基本的には2列シート仕様がオススメだ。機能と価格のバランスで最も買い得なグレードはGだ(587万9500円・2列シート)。アダプティブLEDヘッドライトなどを標準装着しながら価格を抑えたことがポイント。本革シートや助手席の電動機能が欲しい時はP(631万4000円・2列シート)を選ぶが、12スピーカーの上級オーディオを19万8000円でオプション装着するなら、これを標準装着した最上級のPエグゼクティブパッケージ(659万4500円・2列シート)にしたい。28万500円の上乗せで、12スピーカーのオーディオ以外にも、加飾などがグレードアップする。