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更新日:2024.12.12 / 掲載日:2024.12.12
2025最新版《ZR-V》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
HONDA ZR-V【SUV】


SUV的な実用性を確保しつつ
ファントゥドライブをトッピング
SUVとしては低全高パッケージングでスペシャリティ志向の外観デザインからオンロード志向のSUVと思われがちだが、走りでもキャビン実用性でもミドルSUVらしく仕立てられたモデル。最低地上高は190㎜。4WDシステムはガソリン/HEVともにSUVでは標準的な多板クラッチ式の電子制御カップリングを採用して悪路対応力を確保。キャビンスペースは室内高が多少低めだが、室内長にはゆとりがある。後席収納機構はワンタッチダイブダウン式を採用し、積載性を高めている。レジャー用途向けのSUVとして使い勝手は良好である。
オンロードでの走りでは速度変化の影響が少なく、低速域で素直、高速で安心感のあるハンドリングと小気味いいパワーフィールが見所。ガソリン車の1.5ℓターボは速さではNA2ℓを多少上回る程度だが、粘りある力感の巡航と伸びやかな加速感を示し、スペック以上にファントゥドライブな魅力を備えている。
アウトドア趣味のための実用性能だけを見れば喰い足りなさもあるが、SUVらしい実用性とオンロードでのスポーティ&スペシャリティの両立を求めるなら程よいバランスでまとまっている。レジャー&ツーリング用途を中心にファントゥドライブをトッピングするような要求に適したモデルだ。


ZR-V《買いのポイント》

スポーティ&スペシャリティでレジャー対応も可能
スポーティ&スペシャリティなキャラに惚れるかどうかが「買い」の要点。ミドルSUVらしいレジャー用途への対応力を備えているのは保険のようなもので、そこを押さえていればこそ安心して選べる。汎用性の高いスポーティ&スペシャリティが見所だ。