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更新日:2020.04.06 / 掲載日:2011.09.16
スズキ スイフト(2013年~)新車紹介
スズキ スイフト(2013年~)新車紹介
紹介
一部改良
発表・発売/2013年7月17日
スズキ
0120-402-253
■抜群の燃費性能を備えた新グレードを追加設定。さらに商品力を向上した
欧州テイストのスタイリングと走りで人気のスイフトが、低燃費化技術搭載の新グレードを設定。JC08モードで26.4km/Lを達成し、1000cc以上のガソリン車で燃費トップに躍り出た。加えて、内外装の質感向上、ESP(横滑り防止装置)の全車標準化によって、FFに設定の従来エンジン車(同21.8km/L)も商品力を高めている。
■メカニズム/ユーティリティ
Report 戸田治宏
新グレードの名称に付く「DJE」が、低燃費化技術の正体。DJは新開発エンジン「デュアルジェット」、Eは「エネチャージ」の頭文字だ。
デュアルジェットエンジンは、従来のK12B型1.2Lの改良版。出力・トルクをまったく犠牲にせず、大幅な低燃費化を果たしている。
その方策のベースとなったのは熱効率を左右する圧縮比の最適化で、従来の11.0から12.0にアップ。デュアルジェットは1気筒に2つ備えるインジェクターで噴射燃料を霧状に微粒化、燃料を燃えやすくすることで高圧縮比での燃焼を安定させ、効率をさらに高める。
高圧縮比に不可欠なノッキング(異常燃焼)対策にもデュアルジェットは有効だ。インジェクターの配置を燃焼室に近づけて燃料の筒内直入率を高め、直噴と同様に筒内温度を低くすることでノッキングの発生を抑制。排ガスの一部を冷却して燃焼室に再循環させ、燃焼温度を下げるクールドEGRも採用している。
エネチャージはリチウムイオンバッテリー搭載の減速エネルギー回生で、13km/hからエンジンが停止する新アイドリングストップ、冷媒で冷気を送るエネクールとともにスズキの軽でおなじみ。小型車では今回が初の採用となる。
DJE系は従来車の約10万円高だが、エコカー減税の免税と燃費のよさで元が取れる。抜群の低燃費を手に入れた新スイフトに死角はない。
■インテリア/エクステリア写真[1]
DJE系のメーターを除けば、インパネは基本的に従来と同じ。キーレスプッシュスタートやオートエアコンは全車標準。
シート地には、ブルーの差し色を使った光沢感のあるファブリックを採用。従来のスポーティ感に華やかさを加えた。
DJE系の専用メーター。ランプの青点灯は通常運転時で、低燃費状態は緑、エネチャージ作動時は白に変化する。
■インテリア/エクステリア写真[2]
DJE系は車高を10mmローダウンし(FF車)、後輪への風当たりを防ぐ整流板などを採用。空力性能の向上を図った。
ポート噴射のみのデュアルインジェクターは日産ジュークに次ぐ採用。クールドEGRによってさらなる高圧縮比を実現。
フロントバンパーと16インチアルミホイールがより精悍なデザインに。LEDイルミネーションランプはXS系専用だ。
スイフト XS-DJE(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3850×1695×1500mm |
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ホイールベース | 2430mm |
トレッド前/後 | 1480/1485mm |
車両重量 | 1000kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1242cc |
最高出力 | 91ps/6000rpm |
最大トルク | 12.0kg m/4400rpm |
JC08モード燃費 | 26.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 185/55R16 |
全国メーカー希望小売り価格
スズキ スイフト | 127万9950~178万7100円 |
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