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更新日:2024.12.18 / 掲載日:2024.12.18
2025最新版《カローラクロス》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
TIOYOTA カローラ クロス【SUV】


「カローラ」の名に恥じない
コスパと使い勝手を誇る
内外装にはカローラ系のバリエーションらしいデザインが施されているが、全高をカローラスポーツの160㎜高としてSUVらしいパッケージングとした。同車のセールスポイントはこのスタイルと高い全高がもたらしたキャビンスペースにある。
4WDは後輪駆動用に30kWモーターを用いたE-FourがHEVにのみ設定されるが、ガソリン車はFFのみ。最低地上高は160㎜であり、悪路走行前提に選ぶのは心許ない。カローラベースのSUVだが、悪路性能をそれほど重視していない事がスペックからも読み取れる。もっともコンパクトSUVの多くが同様であり、同車だけの特徴ではない。
室内高は1230㎜。この数値は上位クラスのRAV4を上回り、高さ方向に余裕を持たせたキャビンなのが理解できる。レジャー用途にも十分なキャビン実用性を確保し、カローラ系のハイトワゴン的な存在でもある。
走行性能面ではHEVの燃費が大きなアドバンテージ。WLTCモード燃費は4WD車でも24.5㎞/ℓにもなり、1サイズコンパクトなSUVのHEVと同等以上の省燃費性能だ。また、ガソリン車も同様パワートレーン搭載車相対では優れた燃費性能を示し、燃費と動力性能のバランスのよさがカローラ系らしい。


カローラ クロス《買いのポイント》

実用性も走行性能もすべてが合格点をマークする優等生
衰退するワゴン市場を補完するSUVと言っては語弊があるかも知れないが、ゆとりの室内高を活かしたキャビン実用性はワゴン代替でSUVを考えているユーザー向け。HEV、ガソリン車ともに動力性能と燃費に優れ、バランスの採れた実用性能も魅力だ。