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更新日:2024.12.26 / 掲載日:2024.12.26
2025最新版《フリード》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
HONDA フリード【ミニバン】
ハイブリッドの進化に加えて上級志向を強化
車格感も大幅にアップ
2024年6月に発売されたフリードは、ハイブリッドのe:HEVを搭載する大幅な変更を行ったが、もうひとつ注目したいのは、内外装の質を高めたこと。
外観はシンプルだがていねいに造り込み、布を貼ったインパネもリラックスできる雰囲気でいっぱい。インパネの上面は平らで、ボディの側面も水平基調だから、前後左右ともに視界が良い。さらに最小回転半径は5.3mに収まり、コンパクトミニバンらしく運転しやすい。
e:HEVに刷新されたハイブリッドは、先代に比べると加速が滑らかで燃費も向上。フリードの上質な内外装に相応しい走りを楽しめる。それでいてe:HEVの価格は、ガソリン車と比べて約35万円の価格アップに抑えた。購入時に納める税額も10万4000円安く、買い得度も強い。
またフリードは、シエンタでは用意されないセパレートタイプの2列目シートも選べる。両側にアームレストが装着されて座り心地も良好で、中央が通路になって車内の移動もしやすい。ほかのミニバンで2列目がセパレートタイプの仕様は、価格がベンチタイプと同額か少し高いが、フリードは逆でセパレートタイプが4万4000円安い。セパレートタイプが買い得なこともフリードの特徴。上質感を割安に楽しめるのだ。
フリード《買いのポイント》
ワゴン的な使い方を重視するなら2列シート車もオススメ
SUV風のクロスターには2列シートも設定。この仕様は荷室の床が低く積載性に優れている。ボードを使って上段を平らにすると車中泊も可能で、下側には荷物を置ける。車椅子ごと乗り込める仕様もあるなど、バリエーションが豊富なことも魅力のひとつだ。