車種別・最新情報
更新日:2025.01.27 / 掲載日:2025.01.24
《2025ベストモデルガイド》プリウス
国産9ブランドの狙い目はコレだ!
今回の企画では新車購入を強力サポート! 国産各ブランドの強みや魅力を解説しつつ、狙い目モデルをピックアップ。さらに各車のおすすめグレードも紹介する。どのモデルのどのグレードが“買い”なのか、購入計画の参考にしていただければ幸いだ。
●文:横田 晃/渡辺陽一郎
TOYOTA ブランド解説
高効率経営と幅広いラインナップで一人勝ち状態だ
コンスタントに世界で年間1000万台のクルマを売る世界最大の自動車メーカー、トヨタは、日本経済の大黒柱といっても過言ではないだろう。ここ数年はコロナ禍や半導体不足、認証不正などの問題が続き、今なお受注停止状態のモデルもあるが、それでもなお、最新の2025年3月期第2四半期(4〜9月)決算では、前年同期並みとなる2兆4642億円もの営業利益を確保している。
それを可能としているのは、徹底的な原価低減や、生産技術を始めとするあらゆる現場のカイゼンを柱とした超効率的な経営と、世界中の客層にマッチする商品をフルラインナップする、緻密な商品計画&商品企画。「トヨタを選んでおけば間違いない」という盤石の信頼に加えて、近年は「これが欲しい」と指名される価値や個性を巧みに表現したモデルも増えた。得意のハイブリッドから水素エンジン、BEVにPHEVにFCEVまで、次世代車や次世代電池の研究も全方位で進めている。

TOYOTAの狙い目!>>>プリウス

好燃費はあたりまえ。それ以外の価値でも勝負
3代目プリウスは2010年に1か月平均で約2万6300台を登録したが、2022年は約2700台だった。そこで現行型は、ハイブリッドの低燃費ではなく、付加価値を追求する。反応の素早いモーターによる走りの良さを重視して、売れ筋グレードでは、排気量を以前の1.8ℓから2ℓに拡大した。全高は先代型よりも40㎜低く、低重心で走行安定性も良好だ。ボディはリヤゲートを寝かせた5ドアクーペ風で、走りの良さを表現する。2024年11月の小型/普通車販売ランキングでは、ヤリスシリーズやカローラシリーズに次いで3位に入った。


BEST OF BEST《おすすめグレード》
プラグインハイブリッドG(FF) ●価格:390万円
PHEV(プラグインハイブリッド)Gが最も買い得だ。1回の充電でエンジンを作動させずに87㎞を走行できて、システム最高出力は、ハイブリッドは196PSだがPHEVは223PSに高まる。価格はGよりも70万円高いが、国の補助金額は55万円だから実質15万円差に縮まる。