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更新日:2025.01.27 / 掲載日:2025.01.27
《2025ベストモデルガイド》ノートオーラ
国産9ブランドの狙い目はコレだ!
今回の企画では新車購入を強力サポート! 国産各ブランドの強みや魅力を解説しつつ、狙い目モデルをピックアップ。さらに各車のおすすめグレードも紹介する。どのモデルのどのグレードが“買い”なのか、購入計画の参考にしていただければ幸いだ。
●文:横田 晃/渡辺陽一郎
NISSANブランド解説
量産EVに関する技術や実績は世間が思うより大きい
日産の優れた開発力や独創的かつ先進的な技術力には、疑問の余地はない。ルノー傘下時代には日産の技術がルノー車を進化させたし、昔から日産車のシャシー性能は業界でも高く評価されてきた。電動化への取り組みも早く、世界初の量産小型EV専用車のリーフは発売以来電池発火事故の報告がない信頼性を誇り、エンジンで発電してモーターで走るシリーズ式HEVの「e-POWER」は、スポーティな走りと高い環境性能を高レベルで両立させている。
しかし、そうした事実を知らない人にも日産車の魅力や価値が伝わっているだろうか。それが日産が長く抱えている悩みだ。最新の決算において営業利益が前年同期比90%減。業績悪化の主因とされる中国と米国では、安価なライバルに価格で対抗するために値引き販売を強いられるなど、強みである開発力や技術力以外の勝負に巻き込まれてしまっている。ここはひとつ、思い切った「やっちゃえ日産」に期待したい。

NISSANの狙い目!>>>ノートオーラ

輸入車の牙城を狙うコンパクトな高級車
ノートに比べると、外観の質感を高めて全幅も3ナンバーサイズに拡幅した。内装はインパネの上側に布を貼るなど小さな高級車風だ。e-POWERの動力性能も高めた。ノートオーラGの価格はノートXよりも48万700円高いが、後側方車両検知警報、インテリジェントアラウンドビューモニターなど31万円相当の装備を加えた。従って内外装の質や動力性能を高めた対価は約17万円に収まる。車内の広さはノートと同じで、全高を立体駐車場が使いやすい1530㎜以下に抑えながら、後席にも余裕がある。ファミリーカーにも適する。


BEST OF BEST《おすすめグレード》
NISMO(FWD) ●価格:307万2300円
NISMOが買い得だ。外観はエアロパーツを装着して、タイヤはグリップ力の高いミシュラン・パイロットスポーツ4に変更した。足回りの設定、ドライブモードの内容、シート表皮などを専用の仕様に変更しながら、Gと比べた時の価格上昇を29万2600円に抑えた。