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更新日:2025.01.30 / 掲載日:2025.01.30
《2025ベストモデルガイド》レガシィアウトバック
国産9ブランドの狙い目はコレだ!
今回の企画では新車購入を強力サポート! 国産各ブランドの強みや魅力を解説しつつ、狙い目モデルをピックアップ。さらに各車のおすすめグレードも紹介する。どのモデルのどのグレードが“買い”なのか、購入計画の参考にしていただければ幸いだ。
●文:横田 晃/渡辺陽一郎
SUBARU ブランド解説
独自開発のメカニズム&技術の魅力は、未だに健在
スバルは縦置きの水平対向エンジンとフルタイム4WDシステムを組み合わせた、シンメトリカルAWDと呼ぶ独自のメカニズムを武器としている。トヨタと共同開発したFRスポーツカーのBRZ(トヨタ・GR86)以外は、ほぼ全車が4WD駆動を採用している特異なブランドだ。
その乗り味は上質で、前身である航空機メーカーに源を発する視界や、歩行者保護をふくむ衝突安全ボディなどの安全思想も高度。アイサイトは他社にも自動ブレーキの開発を急がせる引き金ともなったシステムとしても有名だ。
独自のメカニズムへのこだわりもあって電動化は遅れていたが、トヨタbz4Xの兄弟車となるソルテラに続くBEVの拡充が予定されているほか、従来はマイルドハイブリッドだったクロストレックに待望のストロングハイブリッドが登場。一方で、レガシィやアウトバックは主戦場である北米などの海外専用モデルとするなど、再編が進んでいる。

SUBARUの狙い目!>>>レガシィアウトバック

生産終了が発表されたが実力はクラストップ級。この冬は購入のラストチャンス
現行モデルは北米市場を強く意識したSUV。そのためサイズは大きく国内で人気が伸び悩む理由になっていた。レヴォーグレイバックが成功したこともあって、2025年3月31日に受注を終了することが発表されている。しかし、その魅力は健在だ。213mmの最低地上高は悪路も余裕で、1.8ℓターボは高速道路で長い距離を巡航する使い方にも適している。当然、キャビンや荷室の広さはクラス最大級だ。2024年の登録台数は、1か月平均で約440台と少ないが、熱心なファンがいることも事実。諦めるのは早いと思う。


BEST OF BEST《おすすめグレード》
X-BREAK EX ●価格:425万7000円
どのグレードも搭載エンジンは水平対向4気筒1.8ℓターボ、駆動方式も4WD車のみだ。グレードの違いは、主に内外装の加飾やシート素材によるもので、安全装備や利便機能などの基本装備は全グレード共通。どのグレードもスバルのフラッグシップにふさわしい内容を持つ。見た目の好みで選んで全く問題がないが、コスパ視点でみるならば価格が最も安いX-BREAK EXが最もお買い得だ。