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更新日:2025.02.23 / 掲載日:2025.02.23
《スバル車早わかり!》WRX S4
水平対向ボクサーエンジンを搭載した4WDスポーツのイメージが強いSUBARUだが、クロストレックにストロングハイブリッド搭載車を追加するなど、電動化への対応を加速中だ。代名詞とも言える水平対向ボクサーエンジンが電気モーターに置きかわっても継承される「SUBARUらしさ」の本質を考察し、その視点から主な現行モデルを振り返ってみよう。
●文:横田 晃
WRX S4[セダン]
●価格:447万7000〜530万2000円 ●発表年月(最新改良):’21年11月(’24年12月)
【2.4ℓターボ・4WD】

現行スバルで最強を誇る高性能スポーツセダン
高性能なインプレッサWRXはクルマ好きとスバリストを沸かせたが、量販実用モデルのキャラクターとはなじまない。そこで3代目の途中でWRXをインプレッサとは独立したモデルとし、’11年に登場した4代目インプレッサでは高性能スポーツグレードがドロップ。代わりに’14年に、事実上レヴォーグのセダンに当たるボディに高性能エンジンを搭載し、WRXは名実ともに独立したスポーツセダン専用車となった。当初はWRC直系の2ℓツインスクロールターボを積むMTのみのハードなWRX STIと、ややマイルドな2ℓターボとCVTを組み合わせたWRX S4を用意。’21年の2代目では2.4ℓターボ+スポーツCVTのWRX S4のみの設定となった。


