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更新日:2025.02.27 / 掲載日:2025.02.27
《スバル車早わかり!》ソルテラ
水平対向ボクサーエンジンを搭載した4WDスポーツのイメージが強いSUBARUだが、クロストレックにストロングハイブリッド搭載車を追加するなど、電動化への対応を加速中だ。代名詞とも言える水平対向ボクサーエンジンが電気モーターに置きかわっても継承される「SUBARUらしさ」の本質を考察し、その視点から主な現行モデルを振り返ってみよう。
●文:横田 晃
ソルテラ[SUV][BEV]
●価格:627万〜715万円 ●発表年月(最新改良):’22年4月(’23年10月)
【電気モーター・FWD/4WD】

BEVの分野で走りの愉しさと快適性を追求した上級SUV
RAV4とボディを共有するトヨタのBEV・bZ4Xの兄弟車となるスバル初のBEV専用車がソルテラ。シンメトリカルAWDを核心技術とし、独自の乗り味や個性で愛されてきたスバルだが、それらのノウハウが通用しないBEVを自前で開発するのは負担が大きい。そこでグループとなったトヨタの力を借りたが、たんなるOEMではなく、乗り味や制御にはスバル独自のセンスや主張が込められている。ステアリングに備わるパドルでシフトダウンするかのように減速時の回生力を調節できたり、走行モードにスポーツ性の高いパワーモードが選べたりと、走りの愉しさの追求がスバルらしさ。4輪への駆動力配分の制御や足回りの味付けもトヨタとは異なる。


