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更新日:2025.03.21 / 掲載日:2025.03.21

ジムニーノマド徹底ガイド【3】キャビン&ユーティリティ

《SUV最前線》噂の5ドア仕様が正式発表!

海外で話題を集めていた、ジムニー5ドアモデルの国内導入を1月30日に発表。発売は4月3日からとなるが、そのサブネームにはスズキが大事に温めていた「ノマド」が与えられるなど、その期待の高さは明らか。ジムニー&ジムニー シエラと同様に相当な人気を集めるのは必至。大ヒット間違いなしの注目車の全貌をお伝えしよう。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

新型ジムニー ノマド《キャビン&ユーティリティ》

キャビン拡大の恩恵は確実にファミリー層に刺さる
ホイールベースの延長分は、そのままキャビン長の拡大に向けられているが、その恩恵は後席のゆとりと荷室容量に当てられる。通常時の荷室の奥行きはシエラに対して350mm増となる590mm。コンパクトSUVは700mm以上が一般的なのでその基準には届かないが、小物がなんとか置ける程度のシエラに比べれば、飛躍的に実用性が向上したともいっていい。
前後席の距離感は、シエラと比べると50mm増。実際に後席に座ってみると、標準的なドラポジでは後席の膝前スペースの余裕は拳ひとつ分くらいと、見た目ほどの改善とはなっていない。
ただ、座り心地は大幅に改善された。荷室容量を稼ぐためにシートは薄型設計だが、座面クッションの底突き感が薄く、バックレストの収まりも良好。シエラの後席は、短距離の補助シート的な居心地だったが、ノマドは小旅行にも対応できるほどの余裕がある。ただシートのリクライニング機構の調整代が1段というのは、少し残念に思える部分だ。
5ドアが採用されたことによる乗降性の向上は、ノマドのセールスポイントのひとつ。ドア開口幅は少し狭く感じるが、ホイールハウスの干渉を最小限とする工夫により脚捌き感が良好。ちょっと窮屈程度で済ませている。
コックピットはシエラとほぼ同じだが、荷室まわりの加飾に違いがあって、シエラの荷室床は樹脂仕立てに対して、ノマドはカーペット敷きだ。
装備面では高速型ながらAT車にジムニー系で初となるACCが採用され、ロングドライブ適性が向上したこともトピック。後方誤発進抑制機能など安全&運転支援機能も充実している。MT車はシエラ相当に留まるが、AT車の機能の充実ぶりは、ファミリーユーザーにとっては大きな訴求点になるのは間違いない。

中央に2DINスペースを配置するシンプルなレイアウトや操作感に優れるスイッチ類の配置など、ジムニーシリーズに共通する優れた機能性はそのまま受け継がれている。
本革巻きステアリングホイールを装備。チルト機構は上下に35mmの幅で調整が可能。
中央にインフォメーションディスプレイを配置するメーター。ヘアライン仕上げで反射を抑えつつ硬質感を強調する機能的なデザインも見どころ。
センターコンソールにはフルオートエアコンの3つの操作スイッチを配置。その下には左から助手席側ウインドウ、EPS、ヒルディセントコントロール、運転席側ウインドウの並びになる。
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内外出版/月刊自家用車

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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