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更新日:2025.03.25 / 掲載日:2025.03.25
マツダ 「MX-30 EVモデル」生産終了 ロータリーEVへ実質的なバトンタッチ
マツダは2025年3月31日をもって、同社初の量産電気自動車(EV)「MX-30 EVモデル」の生産を終了すると発表した。
マツダ初の量産EV

MX-30 EVモデルは、2021年1月に発売。マツダの「マルチソリューション戦略」にもとづいて企画されたマツダ初の量産EVで、EV専用に基本骨格、ボディを強化したマツダの新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」と、電動化技術「e-SKYACTIV(イースカイアクティブ)」を採用。思い通りに操れる走行性能と、シームレスで滑らかな挙動を実現した。
さらに、マツダ車の特色である“人馬一体”の乗り味の深化を目指し、EV独自のエレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス(e-GVC Plus)を搭載。高い操縦安定性を実現した。

このほか、マツダのコネクティビティシステム「マツダコネクト」もEVモデル専用のサービスを用意。「MyMazda」アプリを使ったリモートチャージや充電スポット検索、車の状態を確認できるリモートモニターなどのサービスを提供していた。
バッテリーは日常生活での実用的な使用環境に見合った走行距離を考慮し、総電力量35.5kWhに。一充電走行距離は256kmだった。

約4年2か月の歴史に幕、実質的な後継モデル「MX-30 ロータリーEV」にバトンタッチ

MX-30においては、2023年9月より「MX-30 ロータリーEV」を導入。マツダ独自のロータリーエンジンを発電機として搭載するPHEVモデルで、実質的な後継モデルとしてバトンタッチした形だ。
また、マツダは今回のMX-30 EVモデル生産終了に伴い、問い合わせ窓口のEV専用ダイヤルもサービス終了。今後の問い合わせは、マツダコールセンターが引き継ぐ。
マツダ MX-30 公式サイト:
https://www.mazda.co.jp/cars/mx-30/
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