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更新日:2018.11.21 / 掲載日:2016.03.25
スズキ バレーノ 新車紹介
スズキ バレーノ 新車紹介
紹介
【ニューモデル】
発表/2016年3月9日
スズキ(株)お客様相談室
0120-402-253
文●森野恭行 写真●編集部
■新世代プラットフォームを採用 世界基準の新コンパクトがデビュー
新作を続々と投入し、活気づくスズキ。新たに登場したバレーノは、群雄割拠のグローバルBセグメント市場を攻略する戦略車だ。世界に照準を定める証は、1745mmに設定した全幅(つまり3ナンバー)と、生産拠点をインドとした点。「スズキが理想と考えるコンパクトハッチバック」というだけに、見どころはほかにもいっぱいある。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
まずはプラットフォーム。新規開発のBセグメント用で、高い安全性を確保した上で、軽量化や高剛性化を大きく進化させている。アルトから投入の軽用、ソリオから投入のAセグメント用とも出来がいいだけに、次期スイフトにも展開予定のこの車台も期待していいだろう。前後サスも新設計というから、操縦安定性の能力も高そうだ。
そして心臓。3月9日に発売したのは、お馴染みのK12C型デュアルジェット(直4・1.2L)を積むモデルだが、新エンジンのK10C型を積んだモデルを5月13日から投入する。いわゆるダウンサイジングターボの潮流に乗るもので、3気筒1Lをベースとする直噴ターボユニットだ。K12C型の91馬力/12.0kg mに対して、2ランクほど上の111馬力/16.3kg mの性能を生み出す。
新世代スズキ車の例にもれず、バレーノも軽量(1LターボのXTで車重950kg)な仕上がりだから、活気ある走りを予想することができる。ちなみに、ミッションはK12C型がCVT、K10C型が6速ATとのコンビで、JC08モード燃費値はそれぞれ24.5km/L、20.0km/Lとなる。
で、もうひとつのウリは先進安全装備。ミリ波レーダーを核とする自動ブレーキのレーダーブレーキサポートIIに加えて、ACC(アダプティブクルーズコントロール)も全車標準としている。
■インテリア/エクステリア写真[1]
V字シンメトリーのデザインを基本とするインパネは、上面を低めに抑えたのが特徴。開放感と囲まれ感をバランスさせている。上級グレードにはカラー液晶ディスプレイを採用する。
2520mmのホイールベースを活かしてゆとりあるキャビンを確保。後席足元も広い。運転席シートヒーターを標準化し本革シートや助手席シートヒーターも設定する充実ぶりだ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
新開発のK10C型ブースタージェット。1.6L並みの性能と良好な燃費をウリとする1L直噴ターボの心臓だ。
定員乗車時の容量は320L。全長4mを切るBセグメントハッチバックとしては積載性も優秀だ。後席は6対4分割可倒機構を採用。
流れるようなサイドのキャラクターラインとクーペ風ルーフラインを組み合わせることで、スポーティさやエレガントさを表現。K10C型を搭載するXTは16インチ55タイヤを標準装着する。
スズキ バレーノ XT(6速AT)
全長×全幅×全高 | 3995×1745×1470mm |
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ホイールベース | 2520mm |
トレッド前後 | 1520mm |
車両重量 | 950kg |
エンジン | 直3DOHCターボ |
総排気量 | 996cc |
最高出力 | 111ps/5500rpm |
最大トルク | 16.3kg m/1500-4000rpm |
JC08モード燃費 | 20.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 185/55R16 |
価格
スズキ バレーノ | 141万4800円~161万7840円(全グレード) |
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